ホンダ系シートメーカーのTSテック(テイエステック)と世界ゆるスポーツ協会は8月26日、誰もが座ったまま楽しめる新しいゆるスポーツ競技「ボブイスレー」を共同開発したと発表した。ゆるスポーツとは、年齢・性別・運動神経に関わらず、誰もが楽しめる、世界ゆるスポーツ協会が創り出す新感覚スポーツだ。今回のボブイスレーは、同社が長年培ってきた自動車用シートのセンシング技術とIoTを融合させた「愛されるシート」システムを活用。北京パラリンピックにも出場した初瀬勇輔選手をはじめ、視覚障がいを持つ人々が監修し、トリノオリンピックに出場した女子ボブスレーの長岡千里選手も開発に協力した。ボブイスレーは、センサーの入ったイス(愛されるシート)の上で身体を動かすことで、画面の中のバーチャルプレイヤー「イスリート」が雪景色の中を進んでいく今までにないスポーツ。2人1組で挑戦し、コースに沿ってコーラー(指示を出す人)が身体の動きを指示する。コースの見えないイスリート(椅子に座り動く人)は、正確に身体を動かして、他のチームより早くゴールを目指す。まるでボブスレーのようにチームワークが鍵となる。このボブイスレーは、9月26日開催予定の「オンラインゆるスポーツランド」に展示予定。コーラーとしてオンラインで楽しむことができる。