【高校受験2021】神奈川県公立高入試、追加の二次募集実施…コロナ対応

 神奈川県は2020年11月19日、2021年度(令和3年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜等における、新型コロナウイルス感染症拡大防止に係る新たな対応について発表。感染者または濃厚接触者を対象とした「追加の二次募集」を実施することが新たに決定している。

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神奈川県公立高等学校入学者選抜について
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 神奈川県は2020年11月19日、2021年度(令和3年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜等における、新型コロナウイルス感染症拡大防止に係る新たな対応について発表。感染者または濃厚接触者を対象とした「追加の二次募集」を実施することが新たに決定している。

 神奈川県は今回、新型コロナウイルス感染症拡大防止に係る新たな対応として、「公立高等学校入学者選抜(共通選抜)における志願手続の郵送対応」「公立高等学校入学者選抜における検査時の対応」「新型コロナウイルス感染症に係る濃厚接触者の対応」「新型コロナウイルス感染者または濃厚接触者を対象とした『追加の二次募集』」「県立中等教育学校入学者決定検査」について発表した。

 2021年度入学者選抜の共通選抜(2021年2月15日実施)において、窓口での志願手続に加えて、新たに郵送による志願手続を導入する。郵送による手続期間は、窓口での募集期間(1月28日~2月1日(土・日を除く))に先立つ1月25日~1月27日(必着)とする。県内の国公立中学校等に在籍している生徒の場合は、原則として、願書を在籍校から志願先の高校へ一括で郵送する。窓口での志願手続の時間帯については、11月下旬に各中学校等を通じて配付する「志願のてびき」に記載する。

 公立高校入学者選抜における検査会場では、受検者同士の間隔を1メートル程度確保するよう配慮するほか、受検者にはマスク着用をお願いし、消毒液の設置や換気を実施する。共通選抜の学力検査等当日に、発熱等の体調不良のある受検者には、2月22日に実施する「追検査」を受検するよう案内する。

 面接や特色検査等の「追検査」がない検査においても、発熱等の体調不良のある受検者は、受検を見合わせるよう案内。その場合は、中学校長から志願先の高等学校長に提出される、「事由報告書」により「資料の整わない者」として、調査書や受検したほかの検査の結果など、参考にできる資料を活用して適正に選考される。

 新型コロナウイルス感染症に係る濃厚接触者のうち、「自治体等によるPCR検査の結果、陰性であること」「検査当日も無症状であること」「公共の交通機関を利用せず、かつ人が密集する場所を避けて検査会場に行くこと」「『濃厚接触者確認票』を提出すること」の4つの要件をすべて満たす受検者については、別室での受検を可能とする。

 また、新型コロナウイルス感染者または濃厚接触者(以下「感染者等」)と認定され、「学力検査等」および「追検査」を受検できなかった受検者を対象とした「追加の検査」(2021年3月10日実施)の、不合格者および正当な事由があって受検できなかった受検者を対象として、新たに「追加の二次募集」を実施する。志願先は、共通選抜二次募集を実施する公立高校とする。

 県立中等教育学校入学者決定検査においては、感染者等と認定された受検者を対象とした追加の検査は実施しない。ただし、濃厚接触者のうち、「自治体等によるPCR検査の結果、陰性であること」「検査当日も無症状であること」「公共の交通機関を利用せず、かつ人が密集する場所を避けて検査会場に行くこと」「『濃厚接触者確認票』を提出すること」の4つの要件をすべてを満たす者は、別室での受検を可能とする。また、感染者等以外で、検査当日に発熱等の体調不良のある受検者は、濃厚接触者とは異なる別室を設け、受検を可能とする。
《桑田あや》

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