世界大学評価機関の英国クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds、以下QS)は2020年11月23日、QSアジア大学ランキング2021を発表した。国内1位の東京大学は、世界13位から15位へ順位を下げ、2年連続で順位が下降した。 QSアジア大学ランキング2021(QS Asia University Rankings 2021)は、QSのこれまでで最大のアジアランキング。中国本土(124大学)、インド(106大学)、日本(98大学)、韓国(85大学)など合計634機関を対象にランキング化している。ランキングは、学術的評判や雇用主の評判、教員と学生の比率、国際的な研究ネットワーク、論文ごとの引用、教員ごとの論文など11の指標をもとに集計し、重要度に応じて重み付けされている。 総合ランキングは、1位「シンガポール国立大学(NUS)」、2位「清華大学」、3位「南洋理工大学(NTU)」、4位「香港大学(HKU)」、5位「浙江大学」。1位と3位はシンガポール、2位と5~7位は中国の大学だった。 日本国内では、15位「東京大学」、17位「京都大学」、20位「東京工業大学」、22位「大阪大学」、23位「東北大学」、29位「北海道大学」、31位「九州大学」、32位「名古屋大学」、40位「早稲田大学」、45位「慶應義塾大学」の順にランクイン。QSアジア大学ランキング上位500校に78校が入った。 東京大学は、13位(2018)から11位(2019)、13位(2020)、15位(2021)へ2年連続で順位を下げた。◆QSアジア大学ランキング20211位「シンガポール国立大学(NUS)」シンガポール2位「清華大学」中国3位「南洋理工大学(NTU)」シンガポール4位「香港大学(HKU)」香港5位「浙江大学」中国6位「復旦大学」中国7位「北京大学」中国8位「香港科技大学(HKUST)」香港9位「マラヤ大学(UM)」マレーシア10位「上海交通大学」中国◆QSアジア大学ランキング2021 日本国内の順位1位「東京大学」(15位)2位「京都大学」(17位)3位「東京工業大学」(20位)4位「大阪大学」(22位)5位「東北大学」(23位)6位「北海道大学」(29位)7位「九州大学」(31位)8位「名古屋大学」(32位)9位「早稲田大学」(40位)10位「慶應義塾大学」(45位)※括弧内は「QSアジア大学ランキング2021」順位