大学入試センターは2020年12月18日、「受験生のみなさんへ」と題した山本廣基理事長のメッセージを発表した。2021年1月16日から始まる大学入学共通テストに向け、基本的な感染症対策を徹底するなど、体調管理に十分注意するよう呼び掛けている。 メッセージで山本理事長は、「今年度はコロナ禍における入試というこれまでにない中での試験実施になることから、各試験場において、新型コロナウイルス感染症予防対策に基づき、万全の体制で受験生を迎えることができるように準備を進めています」と説明。文部科学省と厚生労働省が12月18日付で発表した注意事項を紹介し、大学入試センターが公表済の2021年度大学入学共通テストの「受験上の注意」とあわせて読み、基本的な感染症対策を徹底するなど、体調管理に十分注意してほしいとした。 また、2021年度の大学入学共通テストでは、1月16日・17日の試験の2週間後に追試験、1月30日・31日の試験の2週間後に特例追試験を準備していることについても、あらためて説明。「特に追試験では全都道府県に試験場を確保していますので、体調に不安が生じた場合には、くれぐれも無理をせず追試験の申請をするようお願いします」と述べ、最後は「受験生のみなさんがこれまで準備してこられた成果を存分に発揮されるよう祈っています」と締めくくっている。 メッセージには、文部科学省と厚生労働省による「新型コロナウイルス感染防止のための注意事項」と「令和3年度（2021年度）大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト受験上の注意」のPDFも添えている。
