【大学受験2021】河合塾、入試難易予想ランキング表1/23更新…得点調整を反映

 河合塾は2021年1月23日、各大学の偏差値や大学入学共通テストの得点率を一覧にした「入試難易予想ランキング表」の最新版を公表した。大学入試センターが1月22日に共通テストの得点調整を発表したため、一部の大学のボーダーラインを変更している。

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ボーダー得点を変更した大学(一部)
  • ボーダー得点を変更した大学(一部)
  • 第1段階選抜の予想得点を更新した大学
  • (国公立大)文・人文学系
  • (国公立大)社会・国際学系
  • (国公立大)法・政治学系
  • (国公立大)経済・経営・商学系
  • (国公立大)教育-教員養成課程
  • (国公立大)教育-総合科学課程
 河合塾は2021年1月23日、各大学の偏差値や大学入学共通テストの得点率を一覧にした「入試難易予想ランキング表」の最新版を公表した。大学入試センターが1月22日に共通テストの得点調整を発表したため、一部の大学のボーダーラインを変更している。

 入試難易予想ランキング表は、国公立と私立の入試難易度(ボーダーライン)を学部系統別・大学所在地区別にまとめたもの。国公立は共通テスト得点率と2次試験(個別学力検査)の偏差値、私立は偏差値を掲載している。

 入試難易度(ボーダーライン)とは、河合塾が予想する合否の可能性が50%に分かれるライン。ボーダーラインは2021年1月現在の予想。2020年度の入試結果と「共通テストリサーチ」「全統模試」の志望動向を参考にして設定している。ボーダーラインには、大学入学共通テストで必要な難易度を示す「ボーダー得点(率)」と、国公立大の個別学力検査(2次試験)や私立大の一般方式の難易度を示す「ボーダー偏差値」がある。ボーダー得点(率)は、共通テストの難易度を各大学の共通テストの科目・配点に沿って得点(率)で算出している。

 大学入試センターは、共通テストの第1日程において、公民と理科2で得点調整を行うと発表した。得点調整の実施により、河合塾は一部の大学のボーダーラインを変更し、「入試難易予想ランキング表」を1月23日に更新した。また、各大学・学部・学科・日程ごとに得点調整後のボーダー得点と第1段階選抜予想得点をまとめた資料「得点調整によるボーダー得点および第1段階選抜予想得点の変更について」を掲載した。

 得点調整により、ボーダー得点を変更した大学は、国立が北海道大学(歯-歯・前期、水産・後期など)、東北大学(経済-理系・後期、農・前期など)、名古屋大学(理・前期、医-保健-看護学・前期など)、京都大学(医-人間健康科学・前期)、大阪大学(医-保健-放射線技術科学・前期など)、九州(経済-経済工・前期、医-医・前期など)など。

 私立は、明治大学(理工-電気-電気電子工学・前期3教科、農-農芸化学・前期など)、藤田医科大学(医-医・前期、医療科学-放射線)などのボーダー得点を変更した。

 第1段階選抜の予想得点を更新した大学は、神戸大学(医-医・前期)の1校。第1段階選抜得点差を+35点とし、650点から685点へ変更した。

 なお、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う対応として、入試選抜方法に変更が生じる場合がある。最新情報は各大学のWebサイトを参照のこと。
《工藤めぐみ》

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