<国語・共通問題>講評
(SAPIX中学部 提供)
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1.漢字の読み取り
例年通り、漢字の読み取りが5問出されました。中3で学習する漢字が出題範囲から除外されたこともあり、基礎レベルの語句が問われています。
2.漢字の書き取り
例年通り、漢字の書き取りが5問出されました。日常生活の中でもよく目にするような語句が問われています。
3.伊吹有喜『雲を紡ぐ』
祖父のもとで織物制作を学ぶ高校生を主人公とした小説文からの出題です。2020年に比べて文章が長くなりましたが、主人公の視点に立って描かれているため、読みにくさはありません。記号選択5問からなる構成で、登場人物の心情と、文章表現の効果について問われています。あらすじから人間関係を正確に掴んだうえで解答する必要がありました。
4.堀部安嗣『住まいの基本を考える』
「懐かしさ」のあり方をテーマとする論説文からの出題です。記号選択4問と条件作文1問の計5問からなる構成でした。条件作文の制限字数は例年通り200字以内で、適切な具体例を挙げながら自分の意見をまとめるという内容です。いずれの設問も文章内容の正確な理解が必要になるため、丁寧に解き進めていくことが求められました。
5.蜂飼耳・駒井稔の対談/『無名抄』
鴨長明とその著作『方丈記』に関する対談の記録を読んで、5つの設問に答えるという内容でした。『無名抄』の原文が引用されていますが、現代語訳が付されているため、特別な古典知識は必要ありません。対談内容の全体を広くとらえることがポイントでした。
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このレポートは、令和3年2月22日(月)に速報としてSAPIX中学部が作成したもの。
SAPIX中学部は、新小学5・6年生、新中学1・2・3年生(現小4・5・6生、現中1・2生)を対象に「高校入試分析会 ~地域別 入試概況~」および「高校入試分析会 ~志望校別 データ分析~」をオンライン配信する。3月19日(金)から視聴可能。講演内容や視聴方法などの詳細は、SAPIX中学部のWebサイトで確認できる。
協力:SAPIX中学部