【自由研究】利益損益の仕組みを理解する算数×社会ゲーム「ワンコイン社長」

 おうちで簡単に取り組むことができるゲームを、新型学習塾「a.school」(エイスクール)代表の岩田拓真氏の著書「『勉強しなさい』より『一緒にゲームしない?』」よりピックアップ。探究心を伸ばし、遊んだ結果が「学び」となる、夏休みの自由研究にもお勧め。

教育・受験 小学生
「『勉強しなさい』より『一緒にゲームしない?』」(主婦と生活社)より
  • 「『勉強しなさい』より『一緒にゲームしない?』」(主婦と生活社)より
  • 「『勉強しなさい』より『一緒にゲームしない?』」(主婦と生活社)より
 毎年夏休みに小中学生の宿題に出される「自由研究」は、考え方次第で日常生活にある身近な物事から子供の探究心が刺激され、楽しい学びの時間を創出することができる。

 ついつい親が我が子に言ってしまいがちな「宿題終わった?」「勉強してる?」という言葉を、「一緒にゲームしない?」という言葉に変え、「探究学習」のきっかけとなるゲームを、新型学習塾「a.school」(エイスクール)代表の岩田拓真氏の著書「『勉強しなさい』より『一緒にゲームしない?』」(主婦と生活社)より紹介する。子供が自ら「主体的に学ぶ子」に育つために必要なのは、ワクワク夢中になれる気持ち。夢中になって取り組み、学ぶ楽しさを知ることで自然と主体的に学ぶ姿勢が育まれていく。長い夏休み、家で手軽に実践できる学習ゲームに挑戦して、ワクワクする時間を親子で共有してみてはいかがだろうか。

楽しく金銭感覚を身につける!「ワンコイン社長」



ルール


 「子ども会社」の開業資金として500 円を渡し、子どもの思い思いのビジネスを家庭限定で開業させてみましょう。家族をお客さんに見立てながら利益を増やしていくゲーム

 例えば、自宅でマッサージ屋さんを開業。手で揉むなら10 分しか体力が持たないけど、100 円ショップでグッズを購入すれば、手が疲れることなく揉む時間を延ばせるので、営業時間を長くできるかもしれません。

 また、道具を使うことで力の加減も強くなるため、お客様満足度があがり、料金を少し上げられる、など利益を増やすための工夫をしてみましょう。「揉むだけでなく肩こり解消のために温めてもらえるとうれしい」「じゃあ肌触りのいいタオルを買ってみよう」など、お客さんの声を調査しながら、利益を増やす小さな社長チャレンジです。

「『勉強しなさい』より『一緒にゲームしない?』」(主婦と生活社)より
 毎月ただお小遣いを渡すのではなく、学びのチャンスに変えると、楽しく金銭感覚も身につきますよ!

声のかけ方



「『勉強しなさい』より『一緒にゲームしない?』」(主婦と生活社)より

ポイント


●お客さんのニーズに自然と気づくのは難しいので、子どもに具体的な感想やリクエストを伝える。
ノートに収支(売上・費用・利益)を記録する。
●マッサージ券など、よりお店屋さんらしくなるアイテムを作り込んでみる。
1か月の売上目標を決める。

この教科が伸びる:算数・社会
□を使った計算、文字式、さまざまな産業



こんな力がUP! 他者の気持ちをくみ取る力・利益損益の仕組みを理解する力


 人のしてほしいことを見つけて、喜んでもらうために工夫することで、自分以外の人の気持ちをくみ取る力が伸びます。社会に出てから役立つのはもちろんですが、困っている人を見つけて助けられる人にもなるはず。また、小3から算数では「□を使った計算」が出てくるので、「〇円の利益のためには仕入れは何円にするべきか?」など自分で式を組み立てるいい体験になります。原価計算などで算数の計算力をつけながら、人の気持ちを知って楽しく商売するコツもつかめます。

応用ゲーム


 豆の仕入れや道具の購入から自分で行い、コーヒーを淹れてお客さんに提供するような、仕入れ・道具が必要なちょっと複雑な商売に挑戦! 元手はいくらかかるのか、何杯売れたら利益が出るのか、全部売れたら1杯あたりの利益はどのくらいになるか、など必要な計算の幅も広がります。

(協力:主婦と生活社)

「勉強しなさい」より「一緒にゲームしない?」:新型学習塾の最先端授業 学習×ゲーム をおうちで体験!

発行:主婦と生活社

<著者:岩田 拓真>
 株式会社a.school代表取締役校長 兼 クリエイティブ・ディレクター。成績アップや受験合格のためではなく、子どもの興味関心を広げて深める「探究学習」に特化した学習塾エイスクールを2014年に開校(東京・本郷)。また、そこで開発した探究学習プログラム「なりきりラボ(R)」「おしごと算数(R)」(グッドデザイン賞受賞)を全国50以上のパートナー校で提供している(2021年6月現在)。経済産業省、リクルート、河合塾、明光義塾、博報堂、京急電鉄など企業・行政とのコラボレーションも多数あり、新しい学びをつくり出す次世代型教育企業として注目を浴びている。京都大学総合人間学部卒、東京大学大学院工学系研究科修了(工学修士)。経営コンサルティング会社Boston Consulting Groupを経て現職。一児の父親。電車と乗り物に夢中で、自分の妄想の世界を止めどなく話し続ける息子の言動に日々癒やされている。


《編集部》

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