YouTube毎日視聴、小学生3割・中学生5割超

 毎日YouTubeを利用している小学生は3割を超え、中学生になると過半数にのぼることが、モバイル社会研究所が2021年9月14日に発表した調査結果より明らかになった。

デジタル生活 小学生
自分専用の端末として子供が所有している携帯電話の種類(学年別)
  • 自分専用の端末として子供が所有している携帯電話の種類(学年別)
  • 利用している携帯電話の種類(学年別)
  • スマートフォン使い始め理由(学年別)
  • YouTubeの利用頻度(地域・学年別)
  • 学校や塾の宿題について、インターネットで調べたり動画を見る頻度(地域・学年別)
 毎日YouTubeを利用している小学生は3割を超え、中学生になると過半数にのぼることが、モバイル社会研究所が2021年9月14日に発表した調査結果より明らかになった。一方、学校や塾の宿題を毎日インターネットで調べたり動画を見たりする割合は、中学生で2割程度だった。

 NTTドコモの社会科学系研究所であるモバイル社会研究所は、2010年4月から2021年3月までの12年間の国内におけるモバイルICTの利用動向をまとめた「モバイル社会白書2021年版」をWebサイトに公開した。6章に分かれており、子供からシニアまで、モバイルICTの利用と意識、行動との関係等を分析している。調査は、全国の15~79歳男女を対象に実施し、8,837サンプルを集計。調査時期は2021年1月。

 子供のICT利用について、自分自身の端末としてスマートフォンを所有している割合は、「小学1年生」7%、「小学4年生」14%、「小学6年生」31%、「中学1年生」60%と、学年が上がるにつ入れて上昇する傾向にある。家族等で共有しているものを含むスマートフォン利用率は、小学1~3年生では30~40%ほどだが、小学6年生で過半数を占め、中学生になると70%超に拡大する。

 スマートフォン使い始め理由は、小学生では「緊急時に子供と連絡が取れるように」や「子供がどこにいるかわかるようにしたいから」という保護者のためにスマートフォンを持たせるが、中学生になると子供自身のコミュニケーションや情報活用のツールとして持たせる傾向にある。

 YouTubeの利用頻度は、いずれの地域でも毎日YouTubeを利用している小学生は3割を超え、中学生になると過半数にのぼる。

 学校や塾の宿題について、インターネットで調べたり動画を見たりする頻度は、学年が上がるにつれて増える傾向にあり、中学生になると毎日利用する子供が2割ほどになる。
《工藤めぐみ》

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