【2021年重大ニュース・中学生】都立高入試の男女別定員問題、オルタナティブスクール増加等

 都立高入試の男女別定員や私立校の学費の値上げ等、リセマムが選ぶ中学生の教育・生活に関する2021年重大ニュースを発表する。

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【2021年重大ニュース・中学生】都立高入試の男女別定員問題、オルタナティブスクール増加等
  • 【2021年重大ニュース・中学生】都立高入試の男女別定員問題、オルタナティブスクール増加等
 都立高入試の男女別定員や私立校の学費の値上げ等、リセマムが選ぶ中学生の教育・生活に関する2021年重大ニュースを発表する。

 中学生に関する2021年のニュースを振り返ると、「都立高入試の男女別定員」「都内私立高の初年度納付金の値上げ」「通信制高校の増加」等、社会の変化にともなって、如実に変わりゆく教育の姿をあらわす話題が多く見られた。

2021年を振り返る「中学生」重大ニュース



都立高入試、男女合同定員移行で女子合格者600人増


【高校受験】都立高入試の男女別定員、廃止求め署名活動


 2021年3月30日に発表された「グローバル・ジェンダー・ギャップ・レポート(世界男女格差指数)2021」では、日本は156か国のうち120位という結果となった。「教育」は92位だが、都立入試の男女別定員についての課題が浮き彫りとなり、廃止を求めた署名活動にまで発展した。東京都教育委員会では、現在の男女別定員から男女合同定員へ移行する方針を決めているが、「中学校の進路指導に与える影響が大きい」等を理由に段階的・計画的に進めるとし、第一段階として2022年度入学者選抜では対象校の全校(109校)で10%の緩和措置を実施すると発表。受け入れる側の体制がないまま男女合同定員化することは子供たちにとって不利益な事態になる。慎重に進めてほしいと願う。

「STEM高校生女子奨学金」募集期間を10/10まで延長


 現高校生でなく、理系の高校へ進学希望の現中学生に対して支給される奨学金というところがポイント。「リケジョ」の育成が注目される近年、その早期育成にも貢献する制度。進学を希望しているものの経済的理由をからあきらめざるを得なかった女子中学生が1人でも減り、ジェンダーギャップ解消につながることを願わずにいられない。

【高校受験2022】都内私立高の初年度納付金、平均94万5,522円…1万円値上げ


千葉県私立学校の初年度納付金、小中高値上げ…小学校は平均90万円


 12月に入り、相次いで私立学校の学費値上げ情報が入ってきた。より充実した教育環境を整備するための基盤づくりとしてやむを得ない動きだ。一時的な傾向なのか、今後より多くの学校で同様の動きが出てくるのか注視していきたい。

増えるオルタナティブスクール、あらためて考えたい「これからの学校教育に教室は必要か」


 通信制高校、全寮制高校等のオルタナティブスクールの増加を背景に、その経緯や日本社会における課題を紐解くべく、通信制高校ナビ編集長との対談企画を実施。リセマムとして、偏差値のみに偏重しない進学先選びをサポートする方針を示す企画となった。

コクヨ、半分サイズのキャンパスノート発売


 GIGAスクール構想により配布された1人1台端末に筆記用具、辞書、配布プリント。小さい机の上に従来のサイズのノートは使いにくいことを考えて開発されたキャンパスノートのハーフサイズ。学習環境の改善や効率化は、配布された端末が実現するのではなく、臨機応変に、困りごとを解決しようという人の意志とアイデアあってこそだと感じられた「文房具の進化」のニュースだった。

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《編集部》

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