途上国にワクチン贈る「書き損じはがき回収キャンペーン」

 世界の子どもにワクチンを日本委員会(JCV)は2022年1月17日から3月31日、「書き損じはがきの回収キャンペーン」を実施する。はがき10枚は、約400円相当の寄付になり、ポリオワクチン20人分の支援になる。

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年賀はがき10枚が、20人分のポリオワクチンに
  • 年賀はがき10枚が、20人分のポリオワクチンに
  • ラオスでのポリオワクチン接種のようす
  • ラオスのワクチン接種会場に集まった子供たち
 世界の子どもにワクチンを日本委員会(JCV)は2022年1月17日から3月31日、「書き損じはがきの回収キャンペーン」を実施する。はがき10枚は、約400円相当の寄付になり、ポリオワクチン20人分の支援になる。

 JCVは、1日4,000人と言われるワクチンがないために感染症で命を落とす子供を救い未来を守るため途上国へワクチンや関連機器を支援する「子どもワクチン支援活動」を行う国際支援団体。1994年の創設から28年間で、1人分20円のポリオワクチン換算で、1億人を超える子供たちにワクチンを届けてきた。2022年1月17日から3月31日の間、「書き損じはがきの回収キャンペーン」を実施する。

 「書き損じはがきの回収キャンペーン」では、未使用の年賀はがき10枚でポリオワクチン20人分を途上国の子供たちに贈ることができる。はがき25枚は、約1,000円相当の寄付になり、ポリオ、はしか、おたふくかぜ、風疹、結核、ジフテリア、百日咳、破傷風のワクチンと注射器で、子供1人分の支援になる。

 2020年には373万9,986円分の未使用はがき・切手の支援が集まり、JCV支援国の1つであるラオスで、1年間に生まれるすべての赤ちゃんに接種できる約18万7,000人分のポリオワクチンを贈ることができた。

 JCVの活動は「もったいない」という思いと深いつながりがある。1994年の創設当時、JCVの活動は使用済みテレホンカードや未使用切手等、捨てるには「もったいない」モノの回収から始まり、今では書き損じや未使用はがき・切手、使用済み切手、ペットボトルキャップの回収に拡大している。

 このキャンペーンを通して、あらためて「もったいない」が「誰かの役に立つ」ことを知って、1人でも多くの子供の笑顔を守るため、できるだけ多くのワクチンを支援国に贈りたいという。

 書き損じはがき回収キャンペーンは、書き損じはがき、未使用はがき・切手、額面が古いはがき・切手、往復はがきも回収している。期間は3月31日までだが、キャンペーン期間終了後も受け付けている。詳細はWebサイトに掲載。

◆書き損じはがき回収キャンペーン
対象物品:書き損じはがき、未使用はがき・切手
(額面が古いはがき・切手、往復はがきも回収している)
期間:2022年1月17日(月)~3月31日(木)
※キャンペーン期間終了後も受け付けている

送付先:〒108-0073
東京都港区三田4-1-9 三田ヒルサイドビル 8F
世界の子どもにワクチンを 日本委員会
はがき回収キャンペーン係
《大田芳恵》

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