150か国200万人が利用する思考力教材アプリ「シンクシンク」等を開発するワンダーラボは2022年2月16日、独自に選ぶ「中学入試算数 良問大賞2022」を発表。グランプリに女子学院中の問題が選ばれた。 ワンダーラボは2020年より、中学入試算数の問題の奥深さ、美しさを知ってもらいたいという思いから、「中学入試算数 良問大賞」を独自に発表している。 2022年の中学入試算数では、「グランプリ」に女子学院中の大問2が選出された。素数、素因数分解への正しい理解を背景に、与えられた条件が当てはまる状況を試行錯誤で導く問題だった。 テーマ別部門では、「日常賞」に駒場東邦中の大問1(3)(a)が選出。日常的なテーマの1つである、お釣りのもらい方についての問題だった。その他「ベストトラップ賞」に桜蔭中の大問4、「トレンディー賞」に東大寺学園中の大問4、「試行錯誤賞」に栄光学園中の大問1が選出された。 分野別部門では、「整数分野賞」に豊島岡女子学園中の大問5、「速さ分野賞」に開成中の大問4等が選出された。 ワンダーラボ代表の川島氏は、算数オリンピックの問題制作やベストセラー問題集「なぞぺ~」の制作を手がけてきた教材クリエイターであり、多くの子供たちの算数・数理的思考力の指導を行ってきた教育者でもある。この「中学入試算数 良問大賞」を通して、1人でも多くの人に中学入試算数の奥深さ・美しさを知ってもらい、子供たちがいま以上に算数の楽しさを噛み締めながら学べる環境づくりについて考えるきっかけになれば幸いです、としている。◆ワンダーラボ「中学入試算数 良問大賞2022」グランプリ:女子学院中学校 大問2【テーマ別部門】日常賞:駒場東邦中学校 大問1(3)(a)ベストトラップ賞:桜蔭中学校 大問4トレンディー賞:東大寺学園中学校 大問4試行錯誤賞:栄光学園中学校 大問1【分野別部門】場合の数分野賞:海陽学園 海陽中等教育学校 大問1(2)整数分野賞:豊島岡女子学園中学校 大問5空間図形分野賞:攻玉社中学校 大問4速さ分野賞:開成中学校 大問4図形の移動分野賞:聖光学院中学校 大問5