【GW2022】若者向けコロナ感染予防チェックリスト、東京都

 東京都の東京iCDC(東京感染症対策センター)は、ゴールデンウィークに向けて「若者向けコロナ感染予防チェックリスト」を作成した。「飲み会」「移動中」等の4つの場面の感染予防ポイントをチェックリストにまとめており、活用を呼びかけている。

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 東京都の東京iCDC(東京感染症対策センター)は、ゴールデンウィークに向けて「若者向けコロナ感染予防チェックリスト」を作成した。「飲み会」「移動中」等の4つの場面の感染予防ポイントをチェックリストにまとめており、活用を呼びかけている。

 東京iCDCは、感染症に関する政策立案、危機管理、調査・分析、情報収集・発信等、効果的な感染症対策を一体的に担う常設の司令塔組織。

 現在、都内の新型コロナウイルス感染症の新規陽性者のうち29歳以下が半数を占め、これからゴールデンウィークにかけて感染リスクがさらに高まることが推測されることから今回、東京iCDC専門家ボード感染制御チームは「若者向けコロナ感染予防チェックリスト」を作成し、Webサイトで公開した。

 チェックリストでは、「体調不良時(発熱、咳、喉が痛い等)は外出を控える」等の外出前に確認する事項に加え、「飲み会」「移動中」「シェアハウス・学生寮」「サークル活動・部活動」という4つの場面の感染予防ポイントを全19項目にまとめている。また、「『コロナ後遺症相談窓口』の相談者の4人に1人は20代以下」「相談者のうち『既往歴がない方』が4人に3人」というデータとともに後遺症のリスク等を注意喚起。新型コロナウイルスに関する各種相談窓口も紹介している。

 東京iCDCリスクコミュニケーションチームが2022年4月21日に公表した都民意識アンケート調査(2022年3月15日~25日実施)の結果によると、新型コロナウイルスの流行から2年以上が経過した時点でも多くの都民が「密を避ける」「大人数での食事を控える」「イベント等への参加を控える」といった感染防止対策を継続。テレワークについても該当者(「テレワークができない仕事についている」「現在仕事をしていない」を除く)のうち7割弱が実践している。

 新型コロナワクチンの3回目接種は、年代が低いほど「接種したくない」という割合が高くなる傾向がみられるものの、20代・30代でも約半数が「接種したい」と回答。4回目接種についても20代・30代の約半数が「受けるつもり」としている。

 東京都では、これからゴールデンウィークにかけて、飲み会や旅行等、人と会ったり、外出したりする機会も多くなり、感染リスクが高まることが推測されることから、自分自身のためだけでなく、大切な家族や友人に感染を広げないためにチェックリストを活用してほしいと呼びかけている。
《奥山直美》

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