上智大学は2022年4月27日、2023年度一般選抜の共通テスト利用方式において、従来の4教科型に加えて3教科型を新設することを公表した。なお、2023年度一般選抜入学試験要項は2022年11月上旬公表予定となっている。 共通テスト利用方式とは、大学独自の試験は行わず、大学入学共通テストのみで合否判定を行う選抜方式。これまで上智大学は、4教科型を実施していたが、2023年度から一般選抜共通テストにおいて3教科型を新設する。全国の志願者に受験機会を提供するとともに、他方式では設定されていない科目選択を可能にし、多様な入学者を受け入れることを目的としている。 特徴として、各学科が指定する大学入学共通テストの受験科目を満たしていれば、複数の学部・学科の併願が可能。外国語外部検定試験結果の提出は、基本的に不要。ただし、CEFRレベルB2以上の外国語外部検定試験結果を提出した場合、共通テストの外国語において、みなし得点として利用可能となっている。また、合否判定には、大学入学共通テストの外国語の得点とみなし得点のいずれか高得点を採用する。ただし、みなし得点を合否判定に利用する場合も、大学入学共通テストの外国語科目の受験は必須とする。 大学のWebサイトでは、3教科型、4教科型の各学科の募集人員、試験教科・科目、配点について掲載。なお、神学部神学科、総合人間科学部心理学科・看護学科では、面接試験を実施する。2段階での選抜とし、第1次試験合格者のみ第2次試験として面接試験を行い、最終合否判定を行う。 2023年度一般選抜入学試験要項は2022年11月上旬公表予定。また、一般選抜 TEAPスコア利用方式（3教科型・4教科型）の解説動画を近日公開する。 2023年度のWeb出願は2023年1月4日～1月12日。書類提出期限は1月13日（消印有効）。入学検定料は1学科2万円。複数学科併願や同一学科への複数方式併願にともなう入学検定料割引はない。
