2023年度大学入試の入試結果を振り返り、公立看護大学の受験者数や実質倍率、入学辞退率をまとめた。志願者がもっとも多かったのは「川崎市立看護大学」で、受験者数がもっとも多かったのは「神戸市看護大学」だった。
河合塾によると、2023年度は国公立大入試の中心である前期日程の志願者数は前年比99％、後期日程で同98％、中期日程でも同101％といずれも前年並みとなった。学部系統別（前期）では、「医・歯・薬・保健」は前年比103と増加、「看護」は前年比97と減少している。
リセマムでは、公立の川崎市立看護大学・新潟県立看護大学・長野県看護大学・石川県立看護大学・敦賀市立看護大学・岐阜県立看護大学・三重県立看護大学・神戸市看護大学・大分県立看護科学大学・宮崎県立看護大学・沖縄県立看護大学の11大学をピックアップし、受験者数や実質倍率、入学辞退率をまとめた。各数値は代々木ゼミナールがWebサイトで公開している「2023年度入試結果」を参考にした。
11大学のうち、志願者数がもっとも多かったのは「川崎市立看護大学」636人、ついで「神戸市看護大学」463人、「宮崎県立看護大学」459人、「三重県立看護大学」425人、「石川県立看護大学」355人、「大分県立看護科学大学」313人と続いた。
受験者数がもっとも多かったのは「神戸市看護大学」373人、ついで「川崎市立看護大学」354人、「宮崎県立看護大学」293人、「三重県立看護大学」268人、「岐阜県立看護大学」251人、「大分県立看護科学大学」220人となった。
実質倍率は、「神戸市看護大学」3.621倍がもっとも高く、ついで「川崎市立看護大学」3.161倍、「岐阜県立看護大学」3.024倍、「沖縄県立看護大学」2.506倍、「大分県立看護科学大学」2.500倍、「宮崎県立看護大学」2.483倍の順に高かった。
入学辞退率は、「沖縄県立看護大学」1.2％がもっとも低く、「神戸市看護大学」2.9％、「岐阜県立看護大学」3.6％、「新潟県立看護大学」5.0％、「大分県立看護科学大学」「三重県立看護大学」「石川県立看護大学」「長野県看護大学」9.1％の順に低かった。なお、入学辞退率は募集人数を入学者とみなし、合格者数と募集人員との差の、合格者数に対する割合を算出した。
各項目での順位は以下のとおり。
◆志願者数トップ10
1位 川崎市立看護大学
2位 神戸市看護大学
3位 宮崎県立看護大学
4位 三重県立看護大学
5位 石川県立看護大学
6位 大分県立看護科学大学
7位 長野県看護大学
８位 沖縄県立看護大学
９位 新潟県立看護大学
10位 岐阜県立看護大学
◆受験者数トップ10
1位 神戸市看護大学
2位 川崎市立看護大学
3位 宮崎県立看護大学
4位 三重県立看護大学
5位 岐阜県立看護大学
6位 大分県立看護科学大学
7位 沖縄県立看護大学
8位 石川県立看護大学
9位 長野県看護大学
10位 新潟県立看護大学
◆実質倍率トップ10
1位 神戸市看護大学
2位 川崎市立看護大学
3位 岐阜県立看護大学
4位 沖縄県立看護大学
5位 大分県立看護科学大学
6位 宮崎県立看護大学
7位 三重県立看護大学
8位 石川県立看護大学
9位 長野県看護大学
10位 新潟県立看護大学
◆入学辞退率（低い順）トップ10
1位 沖縄県立看護大学
2位 神戸市看護大学
3位 岐阜県立看護大学
4位 新潟県立看護大学
5位 大分県立看護科学大学
5位 三重県立看護大学
5位 石川県立看護大学
5位 長野県看護大学
9位 川崎市立看護大学
10位 宮崎県立看護大学
