【高校受験2023】徳島県公立高入試、活動・実績重視「育成型選抜」導入

 徳島県は、2023年度公立高等学校入学者選抜の概要と生徒募集選抜要項を公表した。これまでの特色選抜に替わり、新たに始める育成型選抜で「活動重視枠」と「実績重視枠」を実施。実績重視枠の文化部指定分野では、阿波踊りや阿波人形浄瑠璃の実績を重視した選抜を行う。

教育・受験 中学生
 徳島県は、2023年度(令和5年度)公立高等学校入学者選抜の概要と生徒募集選抜要項を公表した。これまでの特色選抜に替わり、新たに始める育成型選抜で「活動重視枠」と「実績重視枠」を実施。実績重視枠の文化部指定分野では、阿波踊りや阿波人形浄瑠璃の実績を重視した選抜を行う。

 徳島県公立高等学校入学者選抜では、2023年度入試より、これまでの特色選抜に替わり、育成型選抜(活動重視枠、実績重視枠)を導入する。「活動重視枠」は、学習や部活動等、中学校の活動全般を重視し、運動分野と文化・ポリシー分野(文化部活動やスクール・ポリシーに関連した分野)で募集。「実績重視枠」は、運動部指定競技と文化部指定分野で募集する。

 育成型選抜の募集人員は、普通科・理数科・外国語科が募集定員の7%以内、専門学科(体育科と芸術科を除く)・総合学科が募集定員の14%以内として高校ごとに示す。体育科と芸術科は募集定員の100%。

 実績重視枠では、「スポーツ拠点校」を鳴門渦潮(スポーツ科学科)1校、「運動部指定競技」を徳島市立等21校、「文化芸術リーディングハイスクール」を名西(芸術科)1校、「文化部指定分野」を城北等6校とし、指定競技・指定分野別に募集人員を定めた。

 このうち「文化部指定分野」では、あわ文化の継承と後継者の育成を図り、あわ文化の振興を推進するため、城西・徳島商業・鳴門の3校において「阿波踊り」各3人、城北・小松島西勝浦・那賀の3校において「阿波人形浄瑠璃」各3人を募集。学力検査や調査書等の他、活動記録や実技等を重視して選抜する。

 一般選抜の学力検査は、国語(作文を含む)・数学・社会・理科・英語(リスニングテストを含む)の5教科、県内同一問題で行う。各教科100点、合計500点を基本とする。ただし、各高校がスクール・ポリシーに基づき重視する教科については、合計100点まで加えて傾斜配点することができる。傾斜配点実施校は、城南・城北・徳島北・徳島市立・徳島科学技術・富岡西の6校。このうち、徳島北(外国語)は英語200点、城北(理数)は数学と理科を各150点に加点する。

 2023年度徳島県公立高等学校入学者選抜の日程は、育成型選抜と連携型選抜が2023年1月24日と25日に願書を受け付け、2月2日に選抜を実施する。一般選抜は、2月21日と22日に願書、2月28日から3月2日に志願変更を受け付け、3月7日に学力検査、8日に面接等、9日に追検査と追面接を行う。一般選抜の結果通知は3月15日。

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《奥山直美》

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