2023年度熊本県立高等学校の生徒募集定員は、全日制が前年度比160人減の1万1,000人。定時制は440人、高等学校専攻科は10人で、いずれも前年度と同じ。全日制の学区ごとにみると、県央は松橋高校が1学級減、県北は岱志高校と北稜高校が各1学級減、県南は八代農業高校が1学級減となる。
県立高校10校には2023年4月、新しい学科・コースが誕生する。新設されるのは、高森高校の普通科グローカル探究コース・マンガ学科、松橋高校の普通科地域創造コース、岱志高校の普通科アドバンストコース・キャリアコース、北稜高校の商業科・造園科・園芸科・家政科、八代農業高校の食農創造科・生産土木科・家庭科、熊本工業高校のテキスタイルデザイン科。「マンガ学科」は、公立高校として全国で初めての設置になるという。
また、岱志、大津、熊本西、八代東、南稜の5校では、トップアスリートやスポーツを支える人材を育成するため、従来の「体育コース」から「スポーツコース」に名称を変更する。ただし、鹿本高校の「みらい創造科スポーツ健康科学コース」の名称は変更しない。
2023年度熊本県立高等学校入学者選抜の日程は、前期(特色)選抜が2023年1月13日~17日に出願を受け付け、1月24日に選抜を実施する。後期(一般)選抜は、2月2日~7日に出願を受け付け、2月21日と22日に選抜、3月6日に合格発表を行う。後期(一般)選抜の追検査は3月13日に実施する。