かこさとし展「子どもたちに伝えたかったこと」7/16-9/4

 東急文化村は、Bunkamura ザ・ミュージアムで、2022年7月16日から9月4日まで「かこさとし展 子どもたちに伝えたかったこと」を開催する。デジタル本棚、スタンプラリー企画、図録・グッズ、タイアップメニュー等がある。小学生・未就学児は無料。

教育イベント 未就学児
かこさとし展 子どもたちに伝えたかったこと
  • かこさとし展 子どもたちに伝えたかったこと
  • 展示風景
  • かこが晩年に構想していた巨大な作品の下絵。ビッグバンから現代までの宇宙の歴史と、生命の進化の流れを表現している
  • フォトスポット
  • だるまちゃんぬいぐるみ
  • 巾着(ブルー、オレンジ)
  • 公式図録「かこさとし 子どもたちに伝えたかったこと」
  • デジタル本棚「かこさとし 表紙絵の世界」
 東急文化村は、Bunkamura ザ・ミュージアムで、2022年7月16日から9月4日まで「かこさとし展 子どもたちに伝えたかったこと」を開催する。デジタル本棚、スタンプラリー企画、図録・グッズ、タイアップメニュー等がある。小学生・未就学児は無料。

 絵本作家かこさとし(加古里子)は、「だるまちゃん」シリーズや、「からすのパンやさん」をはじめ、「どろぼうがっこう」「おたまじゃくしの 101ちゃん」等、楽しさの中に学びや創造、斬新さが秘められていて、大人をも夢中にさせる絵本600冊以上も世に生み出した。

 「かこさとし展」では、かこが若き日に描いた油彩画や、創作の原点にもなった戦後のボランティア運動の一種である「セツルメント活動」時代の紙芝居、これまで世に出ることがなかった絵本の原画等とともに、初期から晩年までの代表作をはじめ、貴重な作品や資料が一堂に集結する。中でも、初公開となる未完の大作「宇宙進化地球生命変遷放散総合図譜(通称:生命図譜)」(複製)は必見だという。絵本作家としてだけでなく、「かこさとし」という1人の人間が絵本を通して未来に残し、伝えたかった想いを、その生涯と作品世界から紐解く。

 1Fエントランスウォールには、デジタル本棚「かこさとし 表紙絵の世界」が展開している。かこさとし絵本の書影を使用したデジタルコンテンツの本棚型のインタラクティブ展示。本棚に並ぶ数々のかこさとし絵本の中に、インタラクティブに反応するデジタル絵本が点在している。近づくタイミングにより、異なる絵本が現われる。かこさとしが手掛けた絵本の多様性を体感できる。誰でも無料、入館券も不要で観覧できる。

 会期前半の金曜夜間開館日に「早期来館スペシャル!フライデーナイトトーク」を開催する。かこ作品で描かれているさまざまな分野からスペシャリストを迎え、「かこさとし展」担当学芸員とゲストによるトークを展示室内で開催する。

 ゲストは7月29日に国立科学博物館植物研究部菌類・藻類研究グループ研究主幹の北山太樹氏。「巨大系統樹『生命図譜』から読み取る、かこさとしのメッセージ」をテーマに話す。8月5日に学習院大学教授の皿井舞氏が「かこさとしの視線と日本美術」をテーマに話す。詳細は追って展覧会Webサイトで伝える。

 また、「からすのパンやさん」の中で、絵本いっぱいに描かれたパンを再現したフォトスポットも設置している。グッズショップでは、「からすのパンやさん」「だるまちゃん」シリーズ等の文房具の他、「だるまちゃんぬいぐるみ1,980円(税込)」や「巾着1,320(税込)」等、可愛いグッズが会場に勢ぞろいする。

 公式図録「かこさとし 子どもたちに伝えたかったこと」¥1,650(税込)は、かこの長女である鈴木万里氏がかこさとしの生涯をかけたメッセージを伝える。戦後の模索期から最後の壮大な世界観までをつなげ、すべての解説を書き下ろした1冊。会場での図録購入者には、オリジナルポストカード(図録表紙とは別デザイン、非売品)を1枚プレゼントする。ポストカードがなくなり次第、プレゼントを終了する。

 さらに、「初台⇔渋谷でアート探検!『なつやすみ!わくわくスタンプラリー』」を8月28日まで開催する。「かこさとし展」と毎年夏休みの企画「ICCキッズ・プログラム」が、展覧会を通して子供たちにいろいろな考えや想像をめぐらしてもらいたいと願う両展覧会がタッグを組んだ。両会場で配布する台紙にそれぞれの施設に設置されたスタンプを押す。両方のスタンプが揃った人全員に、プレゼントがある(大人も参加可)。詳細はWebサイトで確認できる。

 会期中のすべての土日祝および8月29日から9月4日までは一部オンラインによる入場日時予約が必要となる。状況により、会期、開館時間、入場方法等が変更となる場合がある。子供(小学生以下)のみの入場はできない。大人(保護者)の同伴が必要。安全管理上、保護者1名につき子供(小学生以下)2名まで。入館料(税込)は、一般1,400円、大学生800円、高校・中学生500円、小学生・未就学児無料。

◆かこさとし展 子どもたちに伝えたかったこと
会期:2022年7月16日(土)~9月4日(日)
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
開館時間:10:00~18:00 金・土曜日は21:00まで
※最終入館は各閉館時間の30分前まで
入館料(税込み):一般1,400円/大学生800円/高校・中学生500円/小学生・未就学児無料
※会期中のすべての土日祝および8月29日(月)~9月4日(日)は一部オンラインによる入場日時予約が必要
※状況により、会期、開館時間、入場方法等が変更となる場合がある
※子供(小学生以下)のみの入場はできない。大人(保護者)の同伴が必要。安全管理上、保護者1名につき子供(小学生以下)2名まで

<早期来館スペシャル!フライデーナイトトーク>
時間:19:00~19:20(予定)
場所:Bunkamura ザ・ミュージアム展示室内

◆デジタル本棚「かこさとし 表紙絵の世界」
展示期間:2022年7月16日(土)~9月4日(日)
展示場所:Bunkamura1階エントランスウォール
観覧料金:無料
※「かこさとし展」入館券は不要

◆初台⇔渋谷でアート探検!「なつやすみ!わくわくスタンプラリー」
開催期間:2022年7月23日(土)~8月28日(日)
※スタンプカード配布・スタンプ台は、Bunkamura、ICCにて設置予定
※ICC休館日:2022年8月1日(月)、7日(日)、8日(月)、15日(月)、22日(月)

◆早期来館スペシャル!フライデーナイトトーク
時間:19:00~19:20(予定)
場所:Bunkamura ザ・ミュージアム展示室内
【巨大系統樹「生命図譜」から読み取る、かこさとしのメッセージ】
開催日:2022年7月29日(金)
登壇者:北山太樹氏(国立科学博物館 植物研究部 菌類・藻類研究グループ 研究主幹)
【かこさとしの視線と日本美術】
開催日:2022年8月5日(金)
登壇者:皿井舞氏(学習院大学教授)

《大田芳恵》

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