埼玉県内の大学進学率63.4%、調査開始以来最高を更新

 埼玉県教育委員会は2022年8月29日、2022年3月の高校卒業者の進路状況調査(速報)を公表した。大学等進学率は63.4%で調査開始以来最高値を更新。確定値は2023年3月刊行予定の報告書により公表予定。

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 埼玉県教育委員会は2022年8月29日、2022年3月の高校卒業者の進路状況調査(速報)を公表した。大学等進学率は63.4%で調査開始以来最高値を更新。確定値は2023年3月刊行予定の報告書により公表予定。

 「高等学校卒業者の進路状況調査」は、埼玉県内高校卒業者の進路状況を明らかにするため、1979年(昭和54年)3月の卒業者から継続して実施しているもの。今回の調査は、2022年3月に埼玉県内の国公私立高校を卒業した者と、過年度に埼玉県内の高校を卒業した者のうち、5月1日までに大学等へ進学した者を対象に実施。調査期日は2022年5月1日現在。

 2022年3月の埼玉県内高校卒業者(通信制課程望卒業者を除く)は、前年度(2021年度)比1,045人減の5万4,053人。このうち、大学等進学率は63.4%で、前年度より2.7ポイント上昇し、調査開始以来最高値となった。専修学校等進学・入学率は21.1%で前年度比1.7ポイント減。就職者総数の割合は10.9%で、前年度より0.8ポイント低下し、調査開始以来最低値となった。

 過年度の卒業者を含めた大学等への進学状況をみると、現役進学者の割合は94.6%と前年度より1.5ポイント上昇。一浪は4.9%、二浪以上は0.6%となり、ともに前年度より減少した。進学状況を学系別の構成比でみると、「社会」が33.0%ともっとも高く、「理・工・農」20.0%、「人文」17.2%、「医・歯・保健」11.9%等が続いた。前年度と比べて人文、理・工・農、医・歯・保健が上昇し、家政、教育等が低下している。

 進路状況調査(速報)は、全日制課程の進路状況や国立・公立・私立高校それぞれの全日制課程の進路状況等、詳細にまとめている。データは埼玉県教育局教育政策課のWebサイトで確認できる。


《畑山望》

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