愛知県教育委員会は2022年10月17日、同教育委員会会議において、2023年度（令和5年度）愛知県公立高等学校入学者の募集について、出願や各高等学校・学科ごとの募集人員等を決定した。前年度からの変更点についても公表している。
愛知県の公立高校では、2023年度（2023年4月に入学する人が受検する）入試より新制度となる。一般選抜で2校に出願できるのはこれまで通りだが、学力検査は1回となる。また、推薦選抜等の時期が早まって2月上旬となり、一般選抜の合格者発表もこれまでより早くなる。さらに、高校や学科の特色を生かした「特色選抜」が導入される等、現在の制度から大きく変わる。
公表された資料では、各高等学校の通学区域や募集人員を掲載。通学区域並びに群およびグループについて全日制普通科は、尾張・三河の2学区とする。尾張学区は、学区内のすべての高等学校を第1群・第2群の2つの群に分け、第1群・第2群の双方に属する1・2群共通校を設ける。三河学区は、学区内のすべての高等学校を三河群とする。また、尾張学区、三河学区ともに、各群をさらにA・Bの2つのグループに分ける。入学志願者は、A・Bグループのいずれか一方、または双方の高等学校へ出願することができる。ただし、異なった群に属する普通科の2校へは出願することができない。
また、2023年度入学者選抜にかかる変更点についても掲載。県立稲沢緑風館高等学校の新設、県立中川商業高等学校の校名変更および学科改編、県立春日井商業高等学校の校名変更および学科改編、県立犬山南高等学校の校名変更および学科改編等、変更点をまとめている。
一般選抜の出願書類の提出期日は、2023年2月10日および2月13日、志願変更は2月14日。学力検査は2月22日に実施する。面接（実施する高等学校のみ）は、Aグループは2月24日、Bグループは2月27日。合格発表は3月9日に行う。
