大学1・2年生の就職希望…トップは4回連続「公務員」

 リスクモンスターは、第8回「大学1・2年生が就職したいと思う企業・業種ランキング」調査結果を発表した。1・2位は4回連続で公務員。就活生と同様に安定した人気を得た。

教育・受験 大学生

 リスクモンスターは、第8回「大学1・2年生が就職したいと思う企業・業種ランキング」調査結果を発表した。1・2位は4回連続で公務員。就活生と同様に安定した人気を得た。

 リスクモンスターは、法人会員向けに与信管理ASPクラウドサービスを提供している。調査は2022年7月15日~29日、大学1年生および2年生を対象にインターネットにて実施した。有効回収数は600サンプル。

 民間企業では、グーグル(Google)・任天堂・アップル(Apple)が前回調査から引続き上位にランクイン。前回調査で大きくランクダウンした日本航空(JAL)・全日本空輸(ANA)・東海旅客鉄道(JR東海)等、交通インフラ系企業が大幅にランクアップ。新型コロナウイルスが及ぼす影響は小さくなったとみられる。

 就職先選定において重視する点は、1位「給与額」52.5%、2位「勤務地」39.3%、3位「福利厚生」29.2%となった。

 しかし、その一方で、将来望む就業の形としては、「プライベートを優先させたい」が第1位となった点や、最低限達成したい生涯最高年収において、800万円~2,000万円の高額年収を希望する割合が低下し、「600万円以上、800万円未満」が最多となった点から、「高望みはせず、生活に困らない程度の収入を得て、プライベートを優先できる仕事に就きたい」というワークライフバランスを重視する学生が増加しているとみられる。

 企業としては現在の学生の意向を理解し、自社の仕事の魅力や働き方に対する取組みをアピールすることが重要といえる。

 就職したい企業の選択理由で、1位の地方公務員・2位の国家公務員は「安定している」が多数を占める中、地方公務員においては「地元に貢献したい」「地元で働けるから」等、地元への愛着も垣間見えた。

 さらに、2017年に実施した同調査との比較では、上位企業は約半数が入れ替わっており、当時ランクインしていた出版社や金融機関はランク外となった。経済環境の変化に伴い、就職したい企業にも変化がみられた。

◆第8回「大学1、2年生が就職したいと思う企業・業種ランキング」
1位:地方公務員
2位:国家公務員
3位:グーグル(Google)
4位:任天堂
5位:アップル(Apple)
6位:ソニー・ミュージックエンタテインメント
7位:ソニーグループ
8位:明治
9位:資生堂
10位:味の素
10位:楽天グループ


公務員1年目の教科書
¥1,672
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《藤本ゆう子》

【注目の記事】

編集部おすすめの記事

特集

page top