【大学受験2025】京都大、新教育課程対応…河合塾

 河合塾は2022年12月9日、大学入試情報サイト「Kei-Net」の入試・教育トピックスに「2025年度入試、京都大 新課程入試科目を公表」を掲載した。大学入学共通テスト(以下、共通テスト)に「情報」が必須になり、新教育課程に対応した最初の入試となる。

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2025年度 一般選抜個別試験の出題科目・範囲 (c) Kawaijuku Educational Institution.
  • 2025年度 一般選抜個別試験の出題科目・範囲 (c) Kawaijuku Educational Institution.
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 河合塾は2022年12月9日、大学入試情報サイト「Kei-Net」の入試・教育トピックスに「2025年度入試、京都大 新課程入試科目を公表」を掲載した。大学入学共通テスト(以下、共通テスト)に「情報」が必須になり、新教育課程に対応した最初の入試となる。

 2022年4月から高校1年生に該当する学年より、新学習指導要領がスタートし「情報」の科目が加わっている。これを受け、共通テストの出題科目でも「情報」が必須となる。この他、地理歴史・公民は「地理総合、歴史総合、公共」を除く5科目から、各学部・学科が求める科目数を選択する。

 その他の教科・科目は、新旧の科目の入れ替えを別にすると、一般選抜の個別試験では現行通りとなる。文系の数学は、「数学I」「数学II」「数学A」「数学B」「数学C」を出題範囲とした。なお、「数学B」は「数列」、「数学C」は「ベクトル」からの出題となる。理系の数学は、文系の数学に加え、「数学III」と「数学C」の「平面上の曲線と複素数平面」となる。

 地理歴史は、「日本史探究」「世界史探究」「地理探究」の3科目より出題する。

 なお、配点や第一段階選抜の有無等の具体的な選抜方法等、旧教育課程履修者に対する経過措置の詳細は、発表されていない。

 法学部の特色入試は、現行では後期日程で実施しているが、2025年度より「学校推薦型選抜」に変更となる。募集人数は、現行と同じ20名。英語資格・検定試験のスコア等、学びの設計書等を提出する。また、現在同様に共通テストの受験が必要で、総点が概ね80%以上が合格となる。

 経済学部は、1校あたりの推薦人数の条件が変更になる。現在は各学校長が推薦できる人数は、文系型、理系型それぞれ2名までだが、2025年度より、これに加え男女共に在学する学校の場合、男子はそれぞれ1人までという条件が、新たに加わる。

 共通テストの選択可能な科目は、経済、医(先端看護科学、先端リハ-先端作業療法学)、工(地球工、工業化学)、農(応用生命科学)で変わる。選択可能な科目が広がるが、科目の組合せが変わることにより、多くの受験生が対応可能になる等、影響は限定的とみている。

《宮内みりる》

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