キャリア教育アワード、大賞は鹿島建設…連携表彰は葛川小・中

 経済産業省は2022年12月16日、第12回キャリア教育アワードと第11回キャリア教育推進連携表彰の受賞団体を発表した。キャリア教育アワードの大賞は、鹿島建設。キャリア教育の先進事例として、大津市立葛川小・中学校「KCLプロジェクト」が表彰された。

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第12回キャリア教育アワード・第11回キャリア教育推進連携表彰
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 経済産業省は2022年12月16日、第12回キャリア教育アワードと第11回キャリア教育推進連携表彰の受賞団体を発表した。キャリア教育アワードの大賞は、鹿島建設。キャリア教育の先進事例として、大津市立葛川小・中学校「KCLプロジェクト」が表彰された。

 キャリア教育アワードは、企業や経済団体による教育支援の取組みを奨励・普及するため、2010年度に創設された表彰制度。3つの経済産業大臣賞(最優秀賞)を選び、その中でも総合的にもっとも優れた取組みには大賞が授与される。

 第12回となる今回は、経済産業大臣賞(大賞)に鹿島建設(大企業の部)。経済産業大臣賞(最優秀賞)には、ガイアックス(中小企業の部)、Study Valley(コーディネーターの部)の2社が選ばれた。

 その他、ミサワホームやトヨタ等、15社が優秀賞や奨励賞を受賞。このうち、人材開発カンパニー「LiLi」は、女性キャリア教育メソッド「THE POTENTIAL」が評価され、奨励賞を受賞した。社会の中心で女性が活躍するために必要なスキルを段階的に身に付け、ポテンシャルを発揮しキーパーソンとなるプログラム内容が評価ポイントになったという。

 一方、キャリア教育推進連携表彰には、大津市立葛川小・中学校「KCLプロジェクト(安曇川流域資源を生かした起業家精神育成の推進)」が最優秀賞に選ばれた。同プロジェクトでは、児童生徒数減少による廃校の危機から母校を守るため、地域を知ってもらい(Know)、来てもらい(Come)、住んでもらう(Live)活動に取り組んでいる。

 キャリア教育推進連携表彰制度は、学校等の教育関係者と地域・社会や産業界の関係者が連携して行う取組みを奨励・普及することを目的としたもの。今回は、大津市立葛川小・中学校の他、生駒市立生駒南第二小学校、佐賀県立牛津高等学校等、優秀賞2件・奨励賞4件が選ばれた。

 また、1月19日午後2時より三田共用会議所(東京都港区)にて、2022年度「キャリア教育推進連携シンポジウム」を開催する。同シンポジウムでは、キャリア教育アワード、キャリア教育推進連携表彰の表彰式の他、受賞企業・団体による事例発表を予定。受賞企業・団体以外の参加者には、オンラインで配信する。申込みはWebサイトから受け付ける。申込締切は1月17日。

◆第12回キャリア教育アワード受賞企業
<経済産業大臣賞 大賞>鹿島建設(大企業の部)
<経済産業大臣賞 最優秀賞>ガイアックス(中小企業の部)・Study Valley(コーディネーターの部)
<優秀賞>
大企業の部:ミサワホーム/ミサワホーム総合研究所/トヨタ自動車/ハッシャダイソーシャル
中小企業の部:ミエタ/ウィルドア/ETIC./City Wanderer
コーディネーターの部:NO MARK/ジョブリッジ研究所/夢らくざプロジェクト
<奨励賞>
大企業の部:ファンケル
中小企業の部:ひふみコーチ
コーディネーターの部:つながるプロジェクト/LiLi

◆第11回キャリア教育推進連携表彰
<最優秀賞>大津市立葛川小・中学校 KCL プロジェクト
<優秀賞>tobiraドリームプロジェクト/生駒市「にしょロボくん」プロジェクト
<奨励賞>川崎臨海部しごとスタイルプログラム/びわ湖キャリアチャレンジ・びわ湖ピッチ/佐賀県立牛津高等学校/松ヶ崎小学校

◆2022年度キャリア教育推進連携シンポジウム
日時:2023年1月19日(木)14:00~16:40
場所:三田共用会議所 講堂(東京都港区三田2-1-8)
開催方法:会場とオンライン配信のハイブリッド
費用:無料
申込方法:Webサイトから申し込む
申込期限:2023年1月17日(火)
※受賞企業・団体以外の参加者はオンライン配信


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《川端珠紀》

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