途上国へワクチンを…JVC、書き損じはがき・切手回収

 世界の子どもにワクチンを日本委員会(JCV)は2023年1月16日、「未使用はがき・切手や書き損じはがき、使用済み切手の回収キャンペーン」を実施すると発表した。はがき10枚は、約400円相当の寄付になり、ポリオワクチン20人分の支援になる。

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未使用はがき
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  • ワクチンを接種するラオスの子ども

 世界の子どもにワクチンを日本委員会(JCV)は2023年1月16日、「未使用はがき・切手や書き損じはがき、使用済み切手の回収キャンペーン」を実施すると発表した。はがき10枚は、約400円相当の寄付になり、ポリオワクチン20人分の支援になる。

 JCVは、ワクチンがないために感染症で命を落とす子供を救い未来を守るため、途上国へワクチンや関連機器を支援する「子どもワクチン支援活動」を行う国際支援団体。2022年はミャンマー、ラオス、ブータン、バヌアツの 4か国に1億1,606万6,601円分の⽀援を実施した。

 「書き損じはがきの回収キャンペーン」では、未使用の年賀はがき10枚でポリオワクチン20人分を途上国の子供たちに贈ることができる。はがき25枚は、約1,000円相当の寄付になり、ポリオ、はしか、おたふくかぜ、風疹、結核、ジフテリア、百日咳、破傷風のワクチンと注射器で、子供3人分の支援になる。

 JCVの活動は「もったいない」という思いと深いつながりがある。1994年の創設当時、JCVの活動は使用済みテレホンカードや未使用切手等、捨てるには「もったいない」モノの回収から始まり、今では書き損じや未使用はがき・切手、使用済み切手、ペットボトルキャップの回収に拡大している。

 このキャンペーンを通して、あらためて「もったいない」が「誰かの役に立つ」ことを知って、1人でも多くの子供の笑顔を守るため、できるだけ多くのワクチンを支援国に贈りたいという。

 書き損じはがき回収キャンペーンは、書き損じはがき、未使用はがき・切手、額面が古いはがき・切手、往復はがきも回収している。詳細はWebサイトで確認できる。

◆未使用はがき・切手や書き損じはがき、使用済み切手の回収キャンペーン
対象物品:書き損じはがき、未使用はがき・切手、金券(図書券、商品券)、収入印紙、外国紙幣、テレホンカード(未使用・使用済み)、プリペイドカード(未使用、使用済み、使用中も可)
送付先:〒108-0073
東京都港区三田4-1-9三田ヒルサイドビル 8F
世界の子どもにワクチンを 日本委員会 はがき回収キャンペーン係

《宮内みりる》

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