【夏休み2023】注目の臨時列車…最後の夏を迎える列車も

JR旅客6社は5月19日、夏の臨時列車の運行計画を発表した。注目の列車は次のとおり。

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2023年度での運行終了が決まっている木次線の『奥出雲おろち号』。
  • 2023年度での運行終了が決まっている木次線の『奥出雲おろち号』。
  • 函館本線山線に初めて入線するキハ261系5000番台「はまなす編成」。函館本線・朝里~小樽築港。
  • 函館本線・小沢駅。同駅に特急が停車するのは初めて。
  • 全般検査から復帰する『SLばんえつ物語』のC57 180。
  • 『ひなび』『SATONO(さとの)』に改造される『リゾートあすなろ』(左)。今夏は7月1~4日に山田線で運行される快速『さんりくトレイン宮古』、8月10~15日に釜石線で運行される快速『さんりくトレイン釜石』などに充当される。2010年10月18日、大湊線野辺地。
  • 西洋モダンと会津塗りをモチーフにした『フルーティアふくしま』用719系700番台。12月がラストランとなる。
  • 7月1日、HC85系(右)に完全に置き換えられるキハ85系(左)。
  • 『奥出雲おろち号』に代わって木次線で運行される観光列車『あめつち』。今夏は山陰本線で運行される。

JR旅客6社は5月19日、夏の臨時列車の運行計画を発表した。注目の列車は次のとおり。

■JR北海道 函館本線・小沢駅に特急が停車

例年9月に札幌~函館間を函館本線(山線)経由で運行している特急『ニセコ』が、『ノースレインボーエクスプレス』の引退に伴ない、キハ261系5000番台「はまなす編成」に交替する。また、例年は自由席が設けられていたが、今年は全車指定席となる。

なお、9月11日の函館行き上りでは、小沢駅(北海道共和町)に停車する。

■JR東日本 観光列車「リゾートあすなろ」は今夏がラストラン

磐越西線の『SLばんえつ物語』が牽引機のC57形180号機(C57 180)の検査終了に伴ない、7月29日から運行を再開。今夏は9月30日までの土休日を中心にした延べ19日間運行される。

また、この冬から新たな観光列車『ひなび』『SATONO』に改造されるHB-300系『リゾートあすなろ』は、8月15日に盛岡~釜石間で運行される快速『さんりくトレイン釜石』がラストランとなる。同車は8月6日、盛岡~仙台間の快速『仙台七夕まつり号』としても運行される。

12月に運行を終了する磐越西線の観光列車『フルーティア』は、7~9月の土休日を中心に『フルーティアふくしま』として郡山~喜多方間を1往復する。

■JR東海 HC85系『南紀』は4両編成を中心に運行

7月1日から紀勢本線の特急『南紀』がキハ85系からHC85系に置き換えられるが、7~8月の繁忙期は4両編成で運行。お盆や9月には名古屋~紀伊勝浦間に臨時特急『南紀81~84号』が運行される。

■JR西日本 木次線最後のトロッコ列車は8月中フル運行

2023年度で運行を終了する木次線のトロッコ列車『奥出雲おろち号』が7月4~7・18~31日、8月1~31日、9月16~30日に木次~備後落合間で運行。このうち7月23・30日、8月6・11・13・20・27日、9月17・18・23・24日は往路の備後落合行きが出雲市始発で運行される。

また、『奥出雲おろち号』に代わり2024年度から木次線で運行される予定の観光列車『あめつち』は鳥取~出雲市間で延べ32日間運行される。

■JR九州 最後の夏となる『SL人吉』

2024年3月に運行を終了する『SL人吉』が、土休日や夏休みを中心に熊本~鳥栖間で延べ45日間運行。最後の夏の運行となる。

最後の夏を迎える観光列車やSL列車も 2023年夏の臨時列車

《佐藤正樹@レスポンス》

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