23年3月卒の高校生就職率98.0%…富山・福井は100%

 文部科学省は、2023年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(2023年3月末現在)を発表した。就職率は前年同期比0.1ポイント増の98.0%。都道府県別では富山県と福井県が就職率100%を達成。学科別では「工業」99.3%がもっとも高かった。

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新規高等学校卒業(予定)者の就職(内定)状況
  • 新規高等学校卒業(予定)者の就職(内定)状況
  • 令和4年度高等学校卒業者の就職状況(令和5年3月末現在)に関する調査について
  • 学科別の就職状況(男子+女子)
  • 都道府県別の就職状況(男子+女子)

 文部科学省は、2023年(令和5年)3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(2023年3月末現在)を発表した。就職率は前年同期比0.1ポイント増の98.0%。都道府県別では富山県と福井県が就職率100%を達成。学科別では「工業」99.3%がもっとも高かった。

 2023年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況調査は、国公私立の高等学校および中等教育学校(全日制・定時制)の卒業予定者のうち、就職希望者13万7,843人を対象に実施。今回は高校を卒業した3月末現在の状況を取りまとめている。

 3月末現在の就職者は前年同期比9,615人減の13万5,035人。就職率(就職希望者に対する就職者の割合)は前年同期比0.1ポイント増の98.0%。男女別では、男子が前年同期比同の98.4%、女子が前年同期比0.3ポイント増の97.3%でやや男子が上回った。

 学科別でみると「工業」99.3%がもっとも多く、「情報」99.1%、「農業」と「商業」98.7%、「水産」と「看護」98.6%、「家庭」と「福祉」98.4%、「総合学科」97.6%、「普通」96.3%と続いた。なお、「看護」に関する学科は5年課程5年次の就職率を示している。

 都道府県別にみると、富山県と福井県が100%となった他、山口県99.7%、香川県・福島県・長崎県・大分県が99.6%で高水準となった。一方、就職率が低いのは、沖縄県91.7%、神奈川92.1%、東京都95.4%、大阪府95.6%、千葉県96.2%、奈良県96.4%。

 調査結果の詳細は、文部科学省Webサイトから確認できる。

《畑山望》

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