埼玉県は2023年7月31日、性の多様性を尊重した社会づくりに関する施策を総合的かつ計画的に推進するための基本的な計画として、「埼玉県性の多様性を尊重した社会づくり基本計画」を策定したことを発表した。計画策定にあたり実施した県民コメントについても公表している。
埼玉県は、「埼玉県性の多様性を尊重した社会づくり条例」に基づき、性の多様性を尊重した社会づくりに関する施策を総合的かつ計画的に推進するための基本的な計画として、「埼玉県性の多様性を尊重した社会づくり基本計画」を策定。また、計画策定にあたり実施した県民コメントの結果について公表した。
基本計画の目標は、「性の多様性を尊重した社会づくり～すべての人があらゆる場において性の多様性を尊重され、安心して生活できる社会の実現～」。計画期間は、2023年度から2025年度までの3年間。計画の基本方針として、「性の多様性に関する理解の増進」「相談しやすい体制の充実」「暮らしやすい環境づくり」を掲げている。
また、県民コメントは2023年2月1日から28日に募集。意見は、188人とそのうち4つの団体から提出された。意見件数は417件であった。反映状況は、「意見を反映し、案を修正したもの」5件、「すでに案で対応済みのもの 」14件、「案の修正はしないが、実施段階で参考とすることとしたもの」226件、「意見を反映できなかったもの」171件、その他（単なる質問や賛否を表明しただけのものなど） 1件となった。
「埼玉県性の多様性を尊重した社会づくり基本計画」と県民コメント結果は、埼玉県のWebサイトからダウンロードして入手できる。また、8月1日より埼玉県県民生活部人権・男女共同参画課や埼玉県県政情報センター、埼玉県男女共同参画推進センター、埼玉県の各地域振興センターの各窓口にて閲覧、配布を行う。
