文部科学省は2023年8月30日、2024年度（令和6年度）開設予定の大学など設置に係る答申について公表した。愛知医療学院など私大3校と東北農林専門職大学1校の新設や、学部・学科・大学院の研究科などの設置許可を「可」とする答申がなされた。
2024年度開設予定の大学などの設置認可について、大学設置・学校法人審議会において審議のうえ、8月30日に文部科学大臣に対し答申がなされた。答申内容を「可」と判定されたのは、大学設置が「北海道武蔵女子大学」「仙台青葉学院大学」「愛知医療学院大学」の私立3校と、山形県立の「東北農林専門職大学」1校。このほか、公私立大11校が学部または学科設置、2校が短期大学の学科設置、大学院は設置4校、研究科設置など23校の答申が認可された。
このうち、「愛知医療学院大学」は、40年にわたるリハビリテーション教育を行ってきた愛知医療学院短期大学の教育実績を継承し、2024年度の開学を予定。入学定員は、リハビリテーション学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻45人・作業療法学専攻35人。なお、開学にともない、愛知医療学院短期大学は2024年度より学生募集を停止する。
「北海道武蔵女子大学」は、北海道初の女子のための経営学部として開学を予定。入学定員は、経営学部 経営学科80人。開学にともない、北海道武蔵女子短期大学の経済学科は2024年度より学生募集を停止する。
「仙台青葉学院大学」は、看護学部とリハビリテーション学部を設け、開学を予定。入学定員は、看護学部 看護学科90人、リハビリテーション学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻70人・作業療法学専攻30人。仙台青葉学院短期大学では、看護学科とリハビリテーション学科を2024年度より廃止する。
「東北農林専門職大学」は、農林業経営学部を設け、山形県立の専門職大学として開学を予定。入学定員は、農林業経営学部 農業経営学科32人・森林業経営学科8人。県立農林大学校は、専門職大学の附属校として存続するが、養成部の定員は20人減とする。
このほか、2024年度開設予定の大学などの一覧は、文部科学省のWebサイトで閲覧できる。
