【中学受験】受験情報収集に「コロナの影響あった」保護者の8割超

 栄光ゼミナールは、2023年8月29日「受験の情報収集に関する実態調査」の結果を公開した。中学受験の情報収集には、受験情報サイト・教育情報サイト、中学校のホームページ、塾からの情報が役に立っており、小学3・4年生から情報収集を始めていることがわかった。

教育・受験 小学生
子供が何年生の頃からメディアやWebサイトから中学受験に関する情報収集を行っていたか
  • 子供が何年生の頃からメディアやWebサイトから中学受験に関する情報収集を行っていたか
  • 特に役立ったメディアやWebサイトは?
  • メディアやWebサイトからの情報収集を始めた時期についてどう思う?
  • 子供が何年生の頃から小学校や塾、知人からの中学受験に関する情報収集を行っていたか
  • 特に役立った情報は何?
  • 小学校や塾、知人からの中学受験に関する情報収集を始めた時期についてどう思う?
  • 子供が何年生の頃から、中学校のイベントや進学フェアなどに参加していたか
  • 中学校のイベントや進学フェアなどからの情報収集を始めた時期についてどう思う?

 栄光ゼミナールは、2023年8月29日「受験の情報収集に関する実態調査」の結果を公開した。中学受験の情報収集には、受験情報サイト・教育情報サイト、中学校のホームページ、塾からの情報が役に立っており、小学3・4年生から情報収集を始めていることがわかった。

 「受験の情報収集に関する実態調査」は、7月1日から11日にかけて、栄光に通塾する小学1年生から高校3年生の子供を持つ保護者を対象に、インターネットで実施した。有効回答数は4,080名。

 子供が中学受験を経験した中学1年生~高校3年生の保護者の93.0%がメディアやWebサイトから情報収集を行っており、小学4年生の頃に情報収集を始めた人が30.5%でもっとも多かった。特に役立ったメディアやWebサイトは、「受験情報サイト・教育情報サイト」と「中学校のホームページ」が5割超となり、そのほか「学習塾のホームページ」や「中学受験経験者や教育専門家のブログやSNS」が役立ったと回答した人も約4分の1だった。メディアやWebサイトから情報収集を始めた時期については、63.2%が「適切だった」と回答した一方、29.4%が「もう少し早い時期に始めてもよかった」と感じていることがわかった。

 また、小学校や塾、知人からの情報収集も、小学4年生の頃に始めた人がもっとも多かった。特に役立った情報は、「塾からの情報」74.5%、「中学受験経験者など、知人からの情報」46.3%となった。小学校や塾、知人から情報収集を始めた時期については、68.2%が「適切だった」としている。

 中学校のイベントや進学フェアなどへの参加時期は、「小学5年生」がもっとも多かった。「参加しなかった」7.3%、「参加したかったができなかった」9.1%という回答もみられた。時期については、65.3%が「適切だった」と回答した一方、「もう少し早い時期に始めてもよかった」と回答した人は3割にのぼる。

 中学受験の情報収集に、8割超が「新型コロナウイルスの影響があった」と回答。特に「悪い影響があった」と回答した人が44.5%ともっとも多かった。よい影響があった情報収集の手段は「中学校のホームページ」「塾からの情報」、悪い影響があった情報収集の手段は「中学校が開催する説明会や文化祭などのイベント」「複数の学校が集まる進学フェア」が多かった。また、コロナ下で役立った情報収集の手段は、「中学校のホームページ」「塾からの情報」のよい影響があったものだけでなく、悪い影響があった「中学校が開催する説明会や文化祭などのイベント」「複数の学校が集まる進学フェア」も3割以上の保護者が役立ったと回答した。

 これから中学受験を予定している小学生保護者については、87.0%がメディアやWebサイトから情報収集を「行っている」と回答。特に役立っているメディアやWebサイトは、「中学校のホームページ」64.0%、「受験情報サイト・教育情報サイト」47.0%となった。また、小学校や塾、知人からの情報収集は73.9%が「行っている」と回答した。特に役立っている情報は、「塾からの情報」73.1%、「中学受験経験者など、知人からの情報」59.1%となった。中学校イベントや進学フェアについては、小学生保護者の77.9%が情報収集を「行っている」と回答している。

《中川和佳》

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