9/1時点の就職内定率は91.5%…就職プロセス調査

 リクルートの就職みらい研究所は、就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施した。2023年9月1日時点の内定状況は就職内定率91.5%、進路確定率84.5%で、いずれも2022年と同水準であることがわかった。

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 リクルートの就職みらい研究所は、就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施した。2023年9月1日時点の内定状況は就職内定率91.5%、進路確定率84.5%で、いずれも2022年と同水準であることがわかった。

 就職みらい研究所は2023年9月1日~4日の期間、2024年卒業予定の大学生3,574人および大学院生993人の計4,567人を対象に、「リクナビ2024」にてインターネット調査を実施した。有効回答数は大学生1,024人、大学院生337人。

 9月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率は、2022年から0.7ポイント増加し91.5%で、8月1日時点から4.9ポイント増加した。また、進路確定率は2022年より2.3ポイント増加し84.5%で、8月1日時点から7.1ポイント増加した。

 民間企業への就職が確定している学生に内定式の予定を聞いたところ、76.5%の学生が「開催される予定」と回答したが、就職確定先の従業員規模によって開催されるかどうかにはばらつきがあった。「300人未満」企業は、「開催される予定」の割合が47.2%という結果であった。また、「開催される予定」と回答した学生に実施形態を聞いたところ、オンラインが8.9%、対面が79.6%という結果で、2022年のオンライン24.5%、対面52.3%に比べ、オンラインは減少し、対面での開催予定が増加していることが明らかとなった。

 特に「5,000人以上」企業は、オンラインでの開催予定が前年の45.0%から22.4%に大きく減少している。学生からは、「10月に内定式があるので、企業の理解をさらに深める機会としたい」「内定式でほかの内定者や社員の方とうまく交流できるか不安に感じている」という声があがったという。

 9月1日時点の大学生(大学院生除く)の内定取得企業数は、2024年卒が1社で35.8%、2社24.1%、3社16.4%。内定保有企業数は1社93.3%で、2022年と同水準であった。

 9月1日時点の就職活動実施率は全体12.4%で、内定未取得者は80.2%。就職みらい研究所は、採用活動を継続している企業も多く、企業からのスカウトを利用するなど、内定取得に向けて精一杯活動している学生のようすもうかがえると推察している。

 詳細なデータは、Webサイトにて確認できる。

《いろは》

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