ベビーカレンダーは2023年11月1日、「2023年赤ちゃんの名前ランキング」を発表した。2023年生まれの赤ちゃん8万7,544名の名前を集計した結果、ランキング1位は男の子が「蓮」、女の子が「陽葵」。漢字では大谷翔平選手の「翔」が圧倒的1位となった。
「2023年赤ちゃんの名前ランキング」は、ベビーカレンダーが企画・運営する「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用した人を対象に、2023年に生まれた赤ちゃんの名前を調査・集計したもの。調査件数は男の子が4万4,716件、女の子が4万2,828件、計8万7,544件。調査期間は2023年1月1日から10月1日。ランキングは今回で14回目となる。
男の子の名前ランキングは、1位「蓮（おもな読み：れん）」、2位「陽翔（はると、ひなと、ひなた）」、3位「碧（あお、あおい、みどり）」。「蓮」は2年ぶりに1位に返り咲き、「陽翔」は3年連続2位をキープしている。以降「湊」「蒼」「凪」「律」と一文字の名前が続き、「結翔」「湊斗」は近年人気の「と止めネーム」が多くランクインした。
女の子の名前ランキングは、1位「陽葵（ひまり、ひなた、ひな）」、2位「凛（りん）」、3位「翠（すい、みどり）」という結果に。1位の「陽葵」と2位の「凛」は、どちらも2年連続で順位をキープ。そのほか、「琴葉」などがランクイン。女の子は和風なイメージをもつ名前が根強い人気だという。
2023年の赤ちゃんの名づけでは、スポーツ選手の名前に人気が集まった。2023年3月に開催されたWBC（ワールド・ベースボール・クラシック）で、日本が14年ぶりに世界一に返り咲いた影響が大きかったとしている。WBCでMVPを受賞した、ロサンゼルス・エンゼルスで投手と打者の二刀流として活躍する大谷翔平選手の「翔」が、男の子の漢字ランキングで堂々1位となった。2位「陽」と3位「斗」の差が84件に対し、「翔」は2位と464件という大差をつけた。
同じくWBCで活躍した佐々木朗希（ろうき）選手と同じ、「朗希」という名前は、2022年は0件だったが、2023年は3件に。「ろうき」という読みの件数も、2022年の0件から、2023年は5件に増加した。
また、2023年夏の甲子園で優勝した慶應義塾高校の美白王子こと丸田湊斗選手の「湊斗」が、2022年の18位から、2023年は7位へランクアップ。男子バスケW杯で活躍した渡邊雄太選手の「雄太」は、2022年は0件だったが、2023年は4件に増加した。
名前の読みランキングは、男の子が1位「はると」、2位「みなと」、3位「りく」。「はると」は2018年から6年連続で1位をキープした。女の子は1位「えま」、2位「つむぎ」、3位「さな」。トップ10のうち7つが「2音ネーム」となり、「えま」「さな」「めい」のように、発音のしやすい名前が人気となった。
名前に使用された漢字ランキングは、男の子が1位「翔」、2位「陽」、3位「斗」。そのほか、大らかでたくましいようすの「大」、ありのままを意味する「真」、豊かさや大きさを表す「太」など、壮大さや真っ直ぐさをイメージさせる漢字が人気を集めた。女の子は1位「結」、2位「愛」、3位「莉」。草花を表す「莉」「花」「菜」がランクインし、人と人とのつながりや絆をイメージする「結」「愛」がトップ2を独占した。
すべてのランキング結果は、ベビーカレンダーの赤ちゃん名づけ・名前ランキンングで見ることができる。
