スタディサプリ、到達度テストCBT版を提供…2024年春から

 リクルートが提供するオンライン学習サービス「スタディサプリ」は2023年11月30日、2024年春に到達度テストをCBT化した「スタディサプリ 到達度テスト Web」サービスを提供開始すると発表した。

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 リクルートが提供するオンライン学習サービス「スタディサプリ」は2023年11月30日、2024年春に到達度テストをCBT化した「スタディサプリ 到達度テスト Web」サービスを提供開始すると発表した。

 スタディサプリが高校向けに提供する「スタディサプリ到達度テスト(到達度テスト)」は、日々の授業で学んだ知識・技能に関する問題が網羅的に出題される絶対評価型のテスト。

 テストを通して生徒ひとりひとりのつまずきを単元レベルで把握し、その結果を受けた個別最適な学習提案により、個々の苦手を克服することができる。到達度テストは2016年の提供開始以来、個別最適学習を促す基盤の1つとして浸透し、2022年度は全国の高校生の約4分の1にあたる約80万人が受検したという。

 これまで、到達度テストは紙により実施してきたが、高校生への1人1台の学習端末整備も整い、先生からの要望も多かったことから、CBT版としてWeb受検できる「スタディサプリ 到達度テスト Web」を提供する運びとなった。これにより、テスト受検後の結果返却に係る期間は、これまでの約3週間から最短で翌日に短縮可能となる。

 そのため、生徒は記憶が新しいうちに自身のつまずきを把握し、結果を受けて配信される個別最適な課題で学び直しを実施することができる。学習サイクルが高速化されることで、基礎学力の早期定着につなげることができるとしている。

 一方で、先生にとっては、紙での運用で発生していたテスト用紙の仕分け、配布、回収、返却の業務が削減されるため、日々の業務効率化につなげることができる。すでに31校で先行受検を実施し、生徒からは「結果が早くわかる」34.0%、「紙より回答しやすい」31.8%というアンケート結果を得たという。

 提供開始時期は、2024年4月を予定。学校向け「スタディサプリ」の利用に関する問合せは、Webサイトより行う。

《いろは》

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