24年3月卒の高校生就職内定率77.2%「工業科」トップ

 文部科学省は、2024年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(2023年10月末現在)を発表した。就職内定率は前年同期比1.1ポイント増の77.2%。都道府県別では愛知県、学科別では「工業」に関する学科がもっとも内定率が高かった。

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新規高等学校卒業(予定)者の就職(内定)状況
  • 新規高等学校卒業(予定)者の就職(内定)状況
  • 2024年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(学科別)男子+女子
  • 2024年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(都道府県別)男子+女子

 文部科学省は、2024年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(2023年10月末現在)を発表した。就職内定率は前年同期比1.1ポイント増の77.2%。都道府県別では愛知県、学科別では「工業」に関する学科がもっとも内定率が高かった。

 2024年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況調査は、国公私立の高等学校および中等教育学校(全日制・定時制)の卒業予定者のうち、就職希望者12万9,301人を対象に実施。今回は10月末現在の状況を取りまとめている。

 10月末現在の就職内定者は前年同期比5,411人減の9万9,768人。就職内定率(就職希望者に対する就職内定者の割合)は前年同期比1.1ポイント増の77.2%。男女別では、男子が前年同期比0.8ポイント増の77.8%、女子が前年同期比1.4ポイント増の76.0%でやや男子が上回った。

 学科別でみると「工業」88.4%がもっとも多く、「看護」88.1%、「商業」82.8%、「水産」80.7%、「農業」79.2%、「福祉」78.6%、「情報」78.3%、「家庭」78.1%、「総合学科」75.0%、「普通」64.1%と続いた。なお、「看護」に関する学科は5年課程5年次の就職内定率を示している。

 都道府県別にみると、愛知県89.1%がもっとも高く、ついで富山県87.9%、三重県87.0%、山口県86.2%、岐阜県85.0%、佐賀県84.9%。一方、内定率がもっとも低かったのは沖縄県49.1%で、北海道60.4%、高知県62.9%、千葉県65.1%、神奈川県66.4%、青森県70.3%と続いた。

 調査結果の詳細は、文部科学省Webサイトから確認できる。

《中川和佳》

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