【大学受験2024】国公立大の確定倍率は前期2.9倍、後期10.0倍…35大学で2段階選抜

 文部科学省は2024年2月20日、2024年度国公立大学入学者選抜について確定志願状況と2段階選抜実施状況を発表した。確定志願倍率は、前期日程が2.9倍、後期日程が10.0倍、中期日程が12.9倍、合計4.3倍。2段階選抜は、35大学55学部で実施され、計4,413人が不合格となった。

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令和6年度国公立大学入学者選抜確定志願状況
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 文部科学省は2024年2月20日、2024年度(令和6年度)国公立大学入学者選抜について確定志願状況と2段階選抜実施状況を発表した。確定志願倍率は、前期日程が2.9倍、後期日程が10.0倍、中期日程が12.9倍、合計4.3倍。2段階選抜は、35大学55学部で実施され、計4,413人が不合格となった。

 国公立大学の確定志願状況は、国立(前期)が募集人員6万3,695人に対し、志願者数17万7,520人で、志願倍率2.8倍。国立(後期)は募集人員1万2,644人に対し、志願者数12万2,195人で、志願倍率9.7倍。公立(中期)は募集人員2,400人に対し、志願者数3万1,068人で、志願倍率12.9倍。

 国公立(前期・後期・中期)合計は募集人員9万8,878人に対し、志願者数42万3,260人で、志願倍率は前年度(2023年度)と同じ4.3倍。なお、国際教養大学、新潟県立大学、叡啓大学、芸術文化観光専門職大学は、独自日程による試験実施のため志願状況に含まない。

 志願倍率を学部系統別にみると、「人文・社会」4.4倍、「理工」4.1倍、「農・水産」4.1倍、「医・歯」4.8倍、「薬・看護」4.9倍、「教員養成」3.5倍、「その他」4.5倍。

 前期日程で2段階選抜を実施したのは、国立が27大学43学部、公立が8大学12学部の計35大学55学部で、計4,413人が不合格となった。前年度と比較すると、不合格者は602人増加した。

 2段階選抜による不合格者は、「東京大学」892人がもっとも多く、「東京工業大学」407人、「東京都立大学」360人、「一橋大学」306人、「愛媛大学」239人、「三重大学」221人、「長崎大学」207人、「福島県立医科大学」186人、「和歌山県立医科大学」179人、「大阪大学」174人、「大分大学」169人と続いている。

 前期日程試験は2月25日から、中期日程試験は3月8日から、後期日程試験は3月12日から。

《奥山直美》

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