東京都の世帯数予測、2045年に家族世帯19.0%まで低下

 東京都は2024年3月27日、「東京都世帯数の予測」の概要を公表した。予測によると、都内の一般世帯数は2035年にピークを迎え、以後は減少過程になる。夫婦と子供の世帯の割合は一貫して低下、高齢世帯数は2020年から2045年に3割増加する。

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東京都の一般世帯および1世帯あたり人員の推移
  • 東京都の一般世帯および1世帯あたり人員の推移
  • 東京都の家族類型別世帯割合の推移
  • 東京都の世帯主が65歳以上の世帯数

 東京都は2024年3月27日、「東京都世帯数の予測」の概要を公表した。予測によると、都内の一般世帯数は2035年にピークを迎え、以後は減少過程になる。夫婦と子供の世帯の割合は一貫して低下、高齢世帯数は2020年から2045年に3割増加する。

 「東京都世帯数の予測」は、2020年10月1日現在の国勢調査結果をもとに、2025年、2030年、2035年、2040年と2045年における東京都の世帯数を予測したもの。一般世帯数は、総人口のピークと予測される2030年(1426.5万人)後も増加が続き、2035年の768.3万世帯でピークを迎え、以後減少して2045年には760.6万世帯となる。1世帯あたり人員は、2020年の1.92人から2045年には1.79人に減少すると予測された。

 東京都の家族類型別世帯は、2045年には単独世帯は53.9%、夫婦のみの世帯は17.0%と上昇傾向での推移が予測された。一方、夫婦と子供の世帯の割合は、2020年の22.0%から2045年には19.0%に低下するという結果となった。

 東京都の世帯主が65歳以上の高齢世帯は増加傾向にあり、2045年には263.5万世帯で一般世帯全体の34.7%を占める。また、高齢の1人暮らしは、2045年には122.3万世帯で高齢世帯全体の46.4%となり、うち75歳以上は65.6万世帯で半数を超えると予測された。

 詳細は、Webサイト「東京都の統計」の「東京都世帯数の予測」で確認できる。

《いろは》

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