京都大学iPS細胞研究所(CiRA)にて、中高生を対象にしたイベントが2025年1月13日に開催される。参加者は、iPS細胞研究の基本的な概要を学び、普段は見られない研究現場を見学することができる。また、CiRAで活躍する女性研究者による、研究生活やキャリアについて語るトークセッションも行われる。
今回のイベントは、中高生に科学研究の現場を体験してもらい、将来のキャリア選択に役立ててもらうことを目的として実施。特に、女性研究者のキャリアや日常生活について直接話を聞くことで、研究者という職業の具体的なイメージをもってもらおうと企画された。参加者は、「研究者ってどんな仕事?」「どうやって研究者になったの?」「やりがいや苦労って?」「研究と育児の両立は?」といった疑問を解消することができるという。
イベントの登壇者には、CiRAの濵﨑洋子教授、西中瑤子助教、大久保周子研究員が名を連ねている。濵﨑教授は、岡山県出身で京都大学大学院医学研究科を修了し、胸腺に興味をもち免疫学研究を始めた。がんやウイルス感染制御の中心を担うT細胞とその産生臓器である胸腺の発生・老化機構の解明、機能再生を目指している。
西中助教は、大阪府出身で京都大学大学院医学研究科を修了。活性酸素種の生体における役割の二面性に惹かれ、予防医学への応用を目指している。大久保研究員は、東京都出身で慶應義塾大学環境情報学部を卒業後、京都大学大学院医学研究科に進学し、心筋細胞の研究を行っている。
イベント「女性研究者のリアルを知る」は、午後2時から午後4時までの予定で、研究所の概要説明、研究所見学、女性研究者によるトークセッションが行われる。参加費は無料で、定員は30名。定員に達し次第、受付を終了する。参加希望者は、指定のWebフォームから申し込むことができる。
◆女性研究者の日常って?-研究生活のリアルを聞こう-iPS細胞究所見学&トークセッション
日時:2025年1月13日(月・祝)14:00~16:00
会場:京都大学iPS細胞研究所 1階 講堂(京都府京都市左京区聖護院川原町53)
対象:中学生・高校生(男女は問わない)
募集人数:30名
締切:定員に達し次第
参加費:無料
申込方法:Webフォームから申し込む