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探究学習の祭典「クエストカップ」開幕、中高152校出場

 日本最大級の探究学習の祭典「クエストカップ2025 全国大会」が2025年2月11日に開幕し、全国の予選を勝ち抜いた152校286チームが出場している。今年度のテーマは「Liberty(自由)」。

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クエストカップ2025 全国大会
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 日本最大級の探究学習の祭典「クエストカップ2025 全国大会」が2025年2月11日に開幕し、全国の予選を勝ち抜いた152校286チームが出場している。今年度のテーマは「Liberty(自由)」。

 クエストカップは、全国の中高生が1年間の探究学習の成果を発表する場として、今年で20回目を迎えた。テーマ「Liberty(自由)」は、人間がもつ「自由を求める心」にフォーカスし、自ら自由をつかむ喜びと挑戦の楽しさを共有する機会を提供することを目的としている。

 探究学習は、2022年度の学習指導要領改訂により、高校の「総合的な探究の時間」として必修化された。この流れの中で、教育と探求社は2005年より探究学習プログラム「クエストエデュケーション」を提供し、今年度は全国490校、約10万4,000人の参加があった。クエストカップはこのプログラムに取り組んだ生徒たちが成果を発表する年に一度の祭典である。

 今年度は5部門・8プログラムにおいて、過去最高の応募数を記録し、全国30都道府県の152校286チームが「クエストカップ2025 全国大会」に出場する。

 各部門の紹介として、企業探究部門「コーポレートアクセス」では、実在する企業へのインターンを体験し、働くことの意義を探求する。起業家部門「スモールスタート」では、商品開発を通じて起業家精神を育む。進路探究部門には「ロールモデル」「マイストーリー」「ザ・ビジョン」があり、社会課題探究部門「ソーシャルチェンジ/ソーシャルチェンジ・イングリッシュ」では社会課題を発見し解決策を提案する。地域探究部門「エンジン」では、地域の可能性を発見し、イノベーションプランを発表する。

 クエストカップ2025 全国大会Day1はオンライン開催で2月11日に社会課題探究部門が行われ、約600名が参加した。公式WebサイトではDay1の結果を速報。ソーシャルチェンジ・イングリッシュ チェンジメーカー賞はクラーク記念国際高等学校広島キャンパスが獲得したほか、ソーシャルチェンジ チェンジメーカー賞に和洋国府台女子高等学校、明治大学付属八王子などの13チームが選ばれた。

 Day2とDay3は法政大学市ケ谷キャンパスでリアル開催され、2月22日には企業探究部門が、2月23日には社会課題探究部門、進路探究部門、起業家部門、地域探究部門が行われる。参加者はそれぞれ約1,300名と約500名を予定している。

 クエストカップ2025 全国大会は、エナジー、富士製薬工業、富士通、メニコン、LINEヤフー、ロート製薬などの企業が協賛。後援には経済産業省、文部科学省をはじめ、全国の教育委員会や私学協会が参加している。

《神林七巳》

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