ニフティは、子供向けサイト「ニフティキッズ」にて、小中学生を対象にした「勉強」に関するアンケート調査を実施し、2025年2月20日にその結果を発表した。調査では、好きな教科や苦手な教科、勉強でわからないことがあった場合の対処法などについて、2,098人から回答を得た。
この調査は、2024年12月10日から2025年1月6日にかけてインターネット上で行われたもので、おもに「ニフティキッズ」を訪問する小中学生が対象となった。調査項目には、好きな教科や苦手な教科、勉強の際の対処法、受験経験などが含まれている。
調査結果によると、小中学生ともに5教科の中でもっとも好きな教科は「社会」であることがわかった。小学生の2位は「算数・数学」、中学生の2位は「英語・外国語活動」であった。特に中学生では「英語・外国語活動」が人気科目となっていることがうかがえる。
一方で、苦手な教科としては、小中学生ともに「算数・数学」がもっとも多く、40%以上の人が苦手と感じている。2位は「英語・外国語活動」で、特に「算数・数学」を苦手とする人が多いことが明らかになった。
勉強でわからないことがあった場合の対処法については、64.5%の小中学生が「自分で調べる」と回答した。ついで「友だちに聞く」「おうちの人に聞く」が上位にあがっており、まずは身近な人に聞いて解決しようとする傾向があるようだ。
また、暗記科目の覚え方については、「見て覚える」が60.1%で最多となり、ついで「たくさん書く」が56%と続いた。これらの結果から、視覚的な学習方法が多くの子供たちに支持されていることがわかる。
受験経験については、8割以上の小中学生が「ない」と回答しており、高校進学時に初めて受験を経験する人が多いことが示された。都道府県別に見ると、西日本の都道府県で受験経験者が多い傾向が見られた。
この調査結果は、子供たちの学習に対する意識や方法を知るうえで貴重なデータとなる。教育関係者や保護者は、これらの結果を参考にしながら、子供たちの学習支援に役立てることができるだろう。