プラスは2025年2月27日、小学生の子供をもつ親を対象に実施したランドセルに関する意識調査の結果を発表した。調査結果によると、ランドセルの重さや機能性に対する不満が多く寄せられたことがわかった。特に「重い」という意見が37%と最多で、機能性や容量の不足も指摘された。
この調査は、2024年11月22日から25日にかけてインターネットを通じて行われ、小学生の子供をもつ24歳から54歳の男女100名が対象となった。これからランドセル選びを始める親たちに参考にしてもらうことを目的に、先輩小学生やその親たちの本音が集められた。
調査結果によると、ランドセルの「重さ」が最大の不満点。ついで「機能的でない」「かたい」「場所をとる」「容量が少ない」といった具体的な不満があげられた。これらの意見は、ランドセルの軽量化だけでなく、機能性や容量の改善が求められていることを示している。
また、親たちの意見では、6年間使うつもりで購入したランドセルを「最後まで大切に使ってもらいたい」という回答が約8割を占めた一方で、約2割の親が「すでに買い替えた・買い替えを検討中」と答えている。さらに、革製以外の選択肢や成長にあわせた買い替えについても、約4割の親が「良いと思う」と回答した。
具体的な理由としては、「収納スペースが足りない」「六年生までもたなさそう」「大きくて邪魔」「開け閉めが簡単でない」「重たくて荷物が入りきらない」「布製のほうが軽くて良い」などがあげられた。これらの意見から、子供の成長にあわせたランドセル選びの重要性がうかがえる。
プラスが開発した「軽・開ランドセル『パッかる』」は、こうしたニーズに応える製品として注目されている。約750gと軽量で、カブセがなく、上からも横からも開けられる仕様が特徴である。これにより、子供たちの負担を軽減し、使い勝手を向上させることができる。
「パッかる」は、キッズデザイン賞を受賞しており、子供たちの安全・安心に貢献するデザインとして評価されている。審査委員からは「軽量化が必須の課題となっている中、シンプルなつくりを実現した」とのコメントが寄せられた。