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新潟工業短期大学、2026年度から学生募集停止

 新潟工業短期大学は、2026年度以降の学生募集を停止することを発表した。これは、2025年3月26日に開催された新潟科学技術学園理事会での決定によるもの。

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新潟工業短期大学キャンパス前景
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 新潟工業短期大学は、2026年度以降の学生募集(自動車工業科及び専攻科)を停止することを発表した。これは、2025年3月26日に開催された新潟科学技術学園理事会での決定によるもの。

 新潟工業短期大学は、1968年の開学以来、自動車整備を主とした専門人材を輩出し、地域社会における安全性の高い自動車交通を支えてきた。また、生涯学習講座「明日へのテクノロジー」の開催を通じて、地域の人々との交流を深めてきた。さらに、近年では東南アジアを中心とした諸外国における自動車の普及に伴う整備人材需要に応えるため、外国人留学生の受入れを行い、国際協力の一端を担ってきた。

 一方で、近年の少子化の加速、自動車整備士の志望者減、4年制大学志向の高まり、さらには新潟キャンパスの著しい老朽化など、さまざまな要因が重なったことから、同法人理事会および新潟工業短期大学は、2025年度入学生を最後に、学生募集を停止するという苦渋の決断に至った。

 今後は、在学生の学習や就職・進路の決定について、教職員一同が卒業まで熱意と責任をもって対応することを約束。また、卒業後の証明書類の発行などについても、支障のない体制を整えるとしている。

 なお、同法人では、設置校の1つである新潟薬科大学を2027年度に「新潟科学大学」へと名称変更、2つの新学科を設置し「総合大学」としての歩みをスタートする。新潟工業短期大学と新潟薬科大学は同じ法人内の高等教育機関として、同一の建学の精神「実学一体」に基づき、多数の有為な人材を社会に輩出してきた。今後、新潟工業短期大学のDNAは、新潟科学大学へと受け継がれることとなる。

《吹野准》

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