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【高校受験2026】千葉県公立高校入試<国語>講評…ほぼ例年どおりの出題内容、点数はやや上昇か

 2026年度(令和8年度)2月17日(火)、千葉県公立高等学校入学者選抜(国語、数学、英語)が実施された。リセマムでは、京葉学院の協力を得て、学力検査「国語」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。

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【高校受験2026】千葉県公立高校入試<国語>講評
  • 【高校受験2026】千葉県公立高校入試<国語>講評

 2026年度(令和8年度)2月17日(火)、千葉県公立高等学校入学者選抜(国語、数学、英語)が実施された。2月18日(水)に理科と社会の2教科が実施となる。千葉県教育委員会が2026年2月13日に発表した一般入学者選抜等の確定志願状況(全日制)によると、志願者確定数は3万2,008人で、平均倍率は1.11倍となった。

 リセマムでは、京葉学院の協力を得て、学力検査「国語」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。

<国語>講評
(京葉学院 提供)

 全体の出題構成や問題数などは例年とほぼ同じでした。昨年度と同様に「抜き出し問題」の出題がなかったのが特徴です。「記述問題」は全体をとおして3題、合計で11点分が出題されました。制限字数や書き方の条件指定などは昨年度と大きな違いはありません。本文を最後まで丁寧に読み、全体の流れをとらえることが得点につながりました。

1.聞き取り検査

 放送が流れ、二人の生徒の会話内容について問われました。出題数は3問で、配点は合計で6点でした。昨年度と同様に、「何を言っていたか」より、「どんな構成で話していたか(原因から結果へなど)」や「なぜそのようなことを言ったのか」ということを正確に把握する必要がありました。なお、聞き取り検査は次年度入試から実施されないことが、県の教育委員会から発表されています。

2.漢字の読み

 1問2点で4問の出題がありました(合計8点)。全て中学生で習う漢字を含めた出題でした。(2)「賄う」は中学生には耳慣れない言葉であり、やや難しかったかもしれません。

3.漢字の書き取り

 1問2点で4問の出題がありました(合計8点)。例年と同様に、すべて小学生で習う漢字の出題でした。いつもどおり四字熟語も出題され、今年は「花鳥(風月)」でした。

4.説明的な文章

 光嶋裕介『つくるをひらく』から出題されました。文章の長さは例年とほぼ同じでした。問題数は6問(解答数は8)、配点は24点で、昨年度より1点増えました。昨年度と同様に、「同作品からの引用」がもう1箇所示され、2つの文章を関連させて読み取る問題が出題されました。文法問題では「活用の種類」が問われましたが、ここ数年は「品詞分類」でしたので、「活用に関する問題」は久々の出題となりました。記述問題は30~40字で2つの指定語が提示され、空欄に補充する形式でした。各設問において、参照範囲はそれほど広くなく、基本的には周辺を丁寧に読み取ることで対応できる設問だったと言えます。全体として昨年度の問題と比べ、解きやすかったと考えられます。

5.文学的な文章

 今村翔吾『ひゃっか!』から出題されました。文章量は、会話が多いため例年より短めですが、大差はありません。問題数は6問(解答数は7)、配点は22点で、昨年度より1点減りました。2人の登場人物の会話が中心となっており、その合間にある登場人物の動作などの描写から状況や心情を読み取る力が問われました。記述問題は30~35字で3つの指定語が示され、空欄に補充する形式でした。「表現の仕方」に関する問題など、全体から読み取る問題も出題されました。各設問において、本文に書かれていることを超えるような解釈の出題は見られませんが、感覚で解いてしまうと間違える問題もあり、精密な本文読解が求められました。

6.古典

 兼好法師『徒然草(第47段)』から出題されました。文章の長さは例年とほぼ同じでした。問題数は5問(解答数は7)、配点は20点で、昨年度と同じでした。内容がやや読み取りづらい本文でしたが、設問の選択肢や、設問中に示される「作品についての2人の生徒の会話文」を参考にすると読みやすくなりました。例年と異なり、「歴史的仮名づかいを現代仮名づかいに直す問題」が記述形式ではなく、選択肢で出題されました。「漢文の返り点問題」も同様に選択肢で出題されましたが、「不」と「無」について、「ひらがなに直すかどうか」の知識がないと解けませんでした。記述問題は20~25字のものが1題ありました。解答の形が指定されており、それほど難度は高くないかと思われます。

7.条件作文

 例年と同じく、二段落構成、200字以内で配点は12点でした。「これまで慣れ親しんだもの」と「新たなもの」のどちらを大事にしていくべきかについての考えを、理由や自分の体験を交えて述べるというものでした。身近な話題であり、比較的書きやすい内容だったと思われます。


 このレポートは2026年2月17日(火)に速報として京葉学院により作成されたもの。
協力:京葉学院



《編集部》

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