2026年度(令和8年度)2月17日(火)、千葉県公立高等学校入学者選抜(国語、数学、英語)が実施された。2月18日(水)に理科と社会の2教科が実施となる。千葉県教育委員会が2026年2月13日に発表した一般入学者選抜等の確定志願状況(全日制)によると、志願者確定数は3万2,008人で、平均倍率は1.11倍となった。
リセマムでは、京葉学院の協力を得て、学力検査「数学」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。
<数学>講評
(京葉学院 提供)
4年前から大問構成が変わり、大問1で計算問題と独立小問集、大問2~4で「関数」と「平面図形」、「融合問題」が出題されるようになり、今年度も同様の構成で出題されました。例年出題されている作図、図形の証明(穴埋め+記述)も出題され、ほとんどの問題の解答方式がマークシートでした。また、ここ数年はデータに関係する問題が頻繁に出題されていて、今年度も大問1で「度数分布表」と「四分位範囲と箱ひげ図」の問題が出題されました。全体的には例年同様、簡単な問題と難しい問題を判別し、簡単な問題を素早く確実に得点して難しい問題でじっくり時間を使えたかどうかがポイントになります。高得点を目指す受検生は、簡単な問題でミスをしないことに加えて、大問1の(4)○2、大問3の(3)、大問4の(4)~(6)の5問のうち何問正解できたかで差がつくと思われます。
1.計算問題・独立小問集
昨年度と出題形式は同じで、小問数が15問、配点は51点でした。(1)は基本的な計算問題が3問、(2)は二次方程式、(3)は円周角と中心角、(4)は度数分布表・四分位範囲と箱ひげ図、(5)は確率、(6)は反比例、(7)は空間図形のねじれの位置・展開図の作図の問題でした。(2)、(5)は、それぞれ○1が○2の誘導問題になっているので、○1で間違えてしまうと○2も連動して間違えてしまうものでした。また、(4)は、累積度数と四分位数に関する正確な知識を問うものでした。ただ、全体を通して素直な問題が多いので、解ける問題を落ち着いてミスなく得点できたかどうかが重要でした。
2.関数
放物線の問題で、小問数が3問、配点が15点でした。(1)はグラフ上のx座標が分かっている点のy座標、(2)は放物線上の2点を通る直線の傾きと切片を求める問題でともに基本問題、(3)は文字座標を利用しつつ、線分の長さで方程式を立てて解き、2点の上下が逆になる場合も考えてすべてのx座標を求める問題でした。(1)(2)の2問は基本的な問題なので、確実に得点しておきたい問題でした。また(3)も問題文で解答数が分かり、2点の上下が逆になる場合を見落としにくい問題になっているので、ある程度の力があれば得点できる問題でした。
3.平面図形
円と接線の関係、円の性質、直角三角形の合同、二等辺三角形に内接する円、相似な図形、三平方の定理を利用する問題で、小問数が3問、配点が16点でした。(1)は(2)の記述証明の手がかりとなる穴埋め問題で、易しいものでした。(2)の証明は、(1)で解答方針が示されているため、かきやすいものでした。(3)は二等辺三角形の性質、三平方の定理を用いたうえで、二等辺三角形に内接する円の半径を求め、三角形の角の二等分線の性質、三平方の定理を用いて解答を求める問題でした。解ける問題で確実に得点しておきたい問題でした。
4.融合問題
会話文の誘導に従って考える問題で、小問数が6問、配点が18点でした。すべて会話文の穴埋め問題で、(3)までは基本的な問題で、(4)(5)は最初に線分BR、NQを文字で表してから相似比を利用しないと会話文の方程式が解けない問題でした。(6)は(4)(5)が分かっていれば数字を変えて同じことをするだけの問題でした。(1)~(3)の3問は確実に得点したい問題、(4)(5)でどれだけ試行錯誤する時間を確保できたかで差がつく問題でした。
このレポートは2026年2月17日(火)に速報として京葉学院により作成されたもの。
協力:京葉学院



