2026年3月4日(水)、令和8年度(2026年度)北海道公立高等学校入学者選抜の学力検査が実施された。
リセマムは、練成会の協力を得て、学力検査「国語」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。
<国語>講評(練成会 提供)
出題構成は、前年度同様の大問四題ではあるが、小問数は2025年度に比べ2問減少した。また大問三が「会話文に基づく問題」の単独出題となる構成は、2025年度から継続されている。会話文を題材とした問題は2022年度からだされているが、その配点は6点、7点、10点、16点(2025年度)と推移し、本年度も16点と高い水準を維持した。会話文を理解し、表現する力を重視する傾向は続いている。
大問一の小問集合は、漢字の読み書きや呼応の副詞、漢和辞典の使い方、および古文の読解という問題構成。配点は、2025年度と同様、28点。漢和辞典の使い方では、二通りの調べ方から受検者が選択し、選択した調べ方に応じて解答するという点が特徴。また和歌を含んだ古文(配点14点)においては、和歌の説明について記述する問題もだされ、動作主を解答する問題とともに難度が高い。
大問二の散文の読解の配点は、2025年度と同様、36点。100点満点の形式となった2022年度から2025年度までは、文学的文章と説明的文章が隔年での出題であったが、2026年度は2025年度と同様、説明的文章からの出題。内容は「芸術論」。受検生にとっては、読み慣れない論の展開で戸惑ったかもしれない。問一(漢字の書き)では、同じ漢字を使用するものを選ぶという新傾向の出題。なおこの大問二では、選択肢自体の難度が高い記号問題や、本文の表現を適切に活用しつつ細部まで配慮してまとめる記述問題が並び、読解力の差が大きく反映される内容であった。
大問三はインタビュー場面を題材とした3題で構成。配点は16点。八十字以上百字以内の条件作文(配点8点)では、受検生に解答時の選択の幅をもたせているところが特徴。選んだ項目についての「取り組み内容」と「取り組みの効果」を矛盾なく、適切に書けるかが得点の鍵となった。
大問四は、文章作成ソフトを用いた作成途中の掲示物を題材とした問題。配点は20点。1題は選択肢4つを、空欄に適切に当てはまるように並べ替える、新傾向の形式。残り3題は記述問題。配点8点の条件作文では、3つの条件のもと、「どちらのキャッチコピーがよいのか」を、根拠を明確に、読み手の立場も考慮し記述する問題だった。
総評として、2026年度の公立高校入試においても、目的に沿って記述方法を工夫し、自分の考えを的確に伝える文章表現力が求められた。また4点配点の記述問題3題、3点配点の記述問題1題、5点配点の記述問題1題においては、中間点の設定がないなど、文章表現力を重視した出題がやはり際立っている。
このレポートは2026年3月4日(水)に速報として練成会により作成されたもの。
協力:練成会





