東京都教育庁は11月30日、東京都教育委員会が行った公立小・中学校の冷房化に関する調査の結果をまとめて発表した。調査対象は、都内62の全区市町村で9月中旬に実施、都内公立小・中学校の冷房化の現状について把握し、今後の検討の参考にすることが目的だ。 調査結果によると、普通教室への冷房施設の設置率が区部では96.0%、市町村部では22.5%となっており、全体では69.5%。 学校別では、小学校は1,311校のうち923校に冷房設備があり、設置率は70.4%、中学校は625校のうち422校に設備があり、設置率は小学校より若干低い67.5%となっている。 区、市町村別でみると、区立の96%に対して、市町村立では22.5%にとどまり、大きな差があることがわかる。前年度比では、区立はほぼ横ばいなのに対して、市町村では5%ほど増加している。