小学館の「小学一年生」編集部は、来年4月に新小学1年生になる子どもの母親(20〜40歳代)を対象に、子どもの小学校入学準備品に関してインターネット調査を実施した結果を発表した。調査期間は11月13日〜17日。有効回答数は500名。 子どもの小学校入学に際して、慎重に選ぶ準備品のトップ3は「ランドセル」(89.0%)、「学習机」(76.8%)、「防犯グッズ」(65.0%)で、入学準備品の三種の神器であることがわかった。また、4位には同率で「辞書」と「フォーマルウェア」(57.2%)、6位には「図鑑」(50.0%)が挙げられている。 なお、12年前の調査「入学時購入予定のものランキング」では、1位「ランドセル」、2位「靴」、そして3位「洋服」となっており、同調査と比較すると三種の神器が様変わりしていることがうかがえる。 母親が子どもの頃や年齢が上の子どもの入学時などに比べ、より重要性を感じる入学準備品について質問したところ、「防犯グッズ」(69.2%)が1位にランクインするなど、子ども被害犯罪に対する母親の防犯意識が高まっているようだ。 「防犯グッズ」に必要と思う機能について質問したところ、1位「防犯ブザー機能」(97.0%)、2位「位置確認(GPS)機能」(88.6%)に続き、3位には「警備員の現場急行サービス」(85.2%)といった高機能防犯サービスが挙げられており、「防犯グッズ」に高機能を求める母親が多いことがわかる。 今回の調査結果を受け、「小学一年生」編集長塚原氏は、「子どもの安全を守るのは親の意識と防犯グッズだけではない。家庭と地域、学校、行政が協同して、子どもを守る社会を作っていくことが重要」などとコメントしている。