人事総合ソリューション企業のレジェンダ・コーポレーションは1月11日、2012年4月に入社希望の学生の就職活動について動向調査を行った結果を発表した。調査期間は2010年11月10日〜11月16日、有効回答数16,171名(文系男性3,835名、文系女性6,038名、理系男性4,175名、理系女性2,123名)。インターネットによる調査。 2012年4月入社の就職活動中の学生(以下、就活生)に、就職活動と学業の両立に関してどのように考えているか尋ねたところ83.4%の学生が「就活を優先する」と回答し、大半の学生は就活を優先したいと考えていることがわかった。 また、就活生の多くが大学3年生のときに活動を開始する中、もし就職活動が卒業1年前からの準備で間に合うとしたら、どんなことにチャレンジしたいかを尋ねてみた。すると約半数の学生が「資格取得」や「学業・研究」と回答したほか、「旅行」や「留学」など、学生時代ならではの経験をしたいと考えていることがわかった。 企業の採用選考が夏以降になることについては「賛成(44.1%)」「反対(33.6%)」とその賛否が分かれる結果となり、賛成派は「学業を優先できる」ことを歓迎する一方、反対派は「企業の足並みがそろわなければ結局は長期化する」「卒論に影響が出る」など、より現実を見据えた意見も出ている。