市進教育グループは1月27日、同社ホームページの「中学情報ナビ」において、東京都内の公立中高一貫校の応募状況についてまとめた資料を公開した。 同資料で公開されたのは、東京都立の、小石川中等教育学校、白鴎高等学校附属中学校、両国高等学校附属中学校、桜修館中等教育学校、富士高等学校附属中学校、大泉高等学校附属中学校、南多摩中等教育学校、都立立川国際中等教育学校、武蔵高等学校附属中学校、三鷹中等教育学校の10校と、千代田区立九段中等教育学校の全11校。いずれも出願を閉め切っており、前年度からの増減値と近年の動向についてのコメントが掲載されている。 それによると、都立の中高一貫校のなかでは最もハイレベルの入試となるという都立小石川については、ここ3年間一般枠入試の応募者数が減少傾向にあったというが、今年度は男女ともに増加し前年比で男子115%、女子109%となっている。同社では難易度もわずかに上昇するとの予想を述べている。 他に、都立立川国際では前年比男子115%・女子116%、都立富士が前年比男子128%・女子147%と応募者数を伸ばしており、いずれも難易度がわずかに上昇するであろうと予想している。 また昨年度、都内公立中高一貫校の中でもっとも応募者数の多かった都立南多摩については、本年度は男女ともに大幅に応募者数が減っているが、難易度に変化はないと予想している。