算数オリンピック委員会は、今年度の算数オリンピック大会などの開催概要を公開した。今大会は20周年記念特別企画として北京大会も開催される。 算数オリンピックは、国境や言語、人種の壁を越え世界の子どもたちが算数における思考力と独創性を競う大会。数学者であるピーター・フランクル氏らの提唱により1992年の第1回大会の開催以来、今年で20回目を迎える。主催者によれば、学習の進度や受験の目安のためのテストではないため、スポーツやゲームに参加する気持ちで挑戦してほしいという。 小学生であれば誰でも参加できるが、出題範囲は原則として5年生修了時が目安となるため、主に小学6年生が対象となるという(ただし必ずしも文科省の指導要領に準拠するとは限らない)。 また1997年からは、5年生以下を対象とした「ジュニア算数オリンピック大会」も同時開催しており、今回は第15回大会が開催される。参加資格は小学5年生以下で、出題範囲は4年生修了が目安となっている。 算数オリンピックおよびジュニア算数オリンピックは、全国の指定会場で5月に行われるトライアル地方大会を経て、予選通過者により6月に国内ファイナル大会が行われる。さらに成績上位者各50名は、北京で行なわれるファイナル決勝大会へ招待されるという。 ほかにも小学1年生〜3年生を対象とした「第3回 キッズBEE」、中学生を対象とした「第12回 広中杯」と「第8回 ジュニア広中杯」も同時に開催される。それぞれの開催概要は下記のとおり。参加申込は3月1日より公式ホームページで受け付け開始予定。◆第20回 算数オリンピック大会 第15回 ジュニア算数オリンピック大会【トライアル(国内予選)】日時:5月22日(日) 14:00〜15:30参加費:4,200円会場:全国約200会場予定参加資格: ・算数オリンピック…小学生 ・ジュニア算数オリンピック…小学5年生以下【ファイナル(国内決勝)】日時:6月19日(日) 13:00〜15:00費用:無料会場:東京・大阪・福岡予定参加資格:予選通過者【北京大会】日程:8月11日(木)〜8月15日(月)費用:無料参加資格:国内ファイナル上位各50名◆第12回 広中杯 第8回 ジュニア広中杯【トライアル(国内予選)】日時:5月22日(日) 14:00〜15:30参加費:4,200円会場:全国約200会場予定参加資格: ・広中杯…中学生(主な対象は中学3年生) ・ジュニア広中杯…中学1年生および2年生【ファイナル(国内決勝)】日時:6月19日(日) 13:00〜15:00費用:無料会場:東京・大阪・福岡予定参加資格:予選通過者◆第3回 キッズBEE【トライアル(国内予選)】日時:5月22日(日) 14:00〜14:50参加費:4,200円会場:全国約200会場予定対象:小学1年生〜3年生【ファイナル(国内決勝)】日時:7月17日(日) 10:00〜11:00費用:無料会場:東京オリンピック記念青少年総合センター参加資格:予選通過者(150名予定)