東北地方太平洋沖地震の影響で国公立大学の後期日程の試験中止を発表する大学が被災地周辺をはじめ関東地方にも相次いでいる。 岩手大学では、いったんは延期という発表を行っていたが、その後の被災や交通の状況から「実施そのものが困難」であると判断。14日にあらためて、中止の発表を行った。 同じく、弘前大学、山形大学、宮城教育大学、福島大学、茨城大学、筑波大学が、後期日程の試験中止を発表している。いずれもセンター試験による合否判定を行うとしている。 また首都圏でも、横浜国立大学がいったんは延期の予定を発表していたが、余震の発生やライフラインの安全確保が困難であるとし、14日に中止を発表した。 千葉大学も14日に、文学部・法経学部・理学部・薬学部・工学部・園芸学部では、後期試験を中止すると発表。医学部では3月27日以降に日程を短縮して実施する予定だという。 この他、埼玉大学、東京外国語大学、東京農工大学、電気通信大学でも試験の中止を発表している。