国立教育政策研究所（NIER）は4月8日、「みんなでつくる被災地学校運営支援サイト」を開設した。 同研究所では、東日本大震災被災地の学校および教育活動の復興支援のため、教育課程の編成などの学校運営・学習指導・教育相談等の工夫などについて、教育関係者の知識と経験を共有するサイトを、国立情報学研究所（NII）と協力して立ち上げたという。 同サイトは、阪神・淡路大震災の被災地における教育課程の編成などの事例のほか、小規模学校やへき地校など、さまざまな教育条件下での教育課程の編成などの学校運営・学習指導・教育相談等の事例を提供するとともに、関係者からの情報提供をもとに順次更新していくとしている。 また、教育委員会事務局職員・学校教職員が、被災地の教育課程の編成などの学校運営や教育相談等に役立つ情報を書き込む掲示板を近日中に公開する予定で、掲示板のユーザー登録は準備が整い次第受付けるという。 なお、休校等により実施できなかった授業の遅れを取り戻す工夫や、複式学級、授業形態の工夫など、参考となる事例の情報がある場合には、メールによる情報提供を呼びかけている。
