情報コミュニケーション教育研究会(ICTE)では、情報教育にかかわる教職員を対象としたセミナー「第53回ICTE情報教育セミナー in 早稲田」を、6月12日に開催する。 ICTEは、大阪大学名誉教授・水越敏行氏のもとに全国各地で情報教育に熱心に取り組んできた先生たちが集まり、2000年に設立された研究会。情報活用の新しい知見や、優れた情報教育の事例などを、全国の先生や生徒と共有していくことを目的に、各地で情報教育セミナーを開催している。 第53回目となる今回のセミナーでは、平成25年度から全面実施されれる新学習指導要領をふまえ、高等学校における情報教育の役割について、改めて考えていくという。ICTE会長を務める関西大学教授・黒上晴夫氏による講演のほか、現役の高校教諭がそれぞれの「情報」教科の実践事例を紹介するポスターセッションが行われる予定。 また後半のパネルディスカッションでは、電子教科書がテーマとなる。同セミナーでは、高等学校の現場において、また教科「情報」の授業の中で、電子教科書がどのように使えるのかについて、その可能性を探っていくという。◆第53回ICTE情報教育セミナー in 早稲田日時:6月12日(日)12:00〜17:00会場:早稲田大学 西早稲田キャンパス 55号館1階 大会議室対象:情報教育関係の小・中・高等学校・大学の教職員、大学・大学院の学生参加費:1,500円(資料代)定員:150名(定員になり次第、受付終了)参加申込:ホームページのフォームより受付け【プログラム】11:30〜 受付開始12:00〜12:10 開会挨拶・オリエンテーション 田邊則彦(関西大学初等部教諭/ICTE事務局長)12:10〜13:20 講演:高等学校における情報教育の役割(仮題)(70分) 黒上晴夫(関西大学教授/ICTE会長)13:20〜13:35 移動・休憩13:35〜15:05 ポスターセッション 教科「情報」2010年度の実践から!(90分)15:05〜15:20 移動・休憩15:20〜16:50 パネルディスカッション 教科「情報」のデジタル教科書・教材を考える(90分) [パネリスト]今田晃一(文教大学准教授)、辰己丈夫(東京農工大学准教授)、稲垣忠(東北学院大学准教授) [司会]中橋 雄(武蔵大学教授)16:50〜17:00 閉会挨拶 江守恒明(関西大学中・高等部教諭)